2005年07月04日
国旗にまつわるエトセトラ
フィリピン独立記念日にて国旗掲揚に使われる巨大な国旗を支える兵士たち |
そういえば深夜にテレビ放送が終わるときも国旗が映り国歌が流れる。郷に入れば郷に従えで、私もフィリピン人になったつもりで胸に手を当て国旗を掲揚を見守った。
国歌はよく分からないので口パクだ。日本人の私ですらやっているというのに、最前列に座っている不良少年の一団は立ち上がらずに雑談している始末。周囲の人が立つように促し、警備員に注意され彼らは渋々立ち上がった。逆切れしないかとハラハラしたが、フィリピンの不良少年は意外と素直で安心した。
独立記念日を前に現地の新聞に載っていたコラムによれば、国旗は日の出とともに揚げ日没とともに降ろさなければならず、古くなった国旗はゴミとして捨てるのではなく、焼却して適切に処分するとしており、守られなければ不敬罪で逮捕されるという。生活が不規則でゴミの分別が苦手な人は、国旗を揚げるのはやめたほうがよさそうだ。
少し前の話だがフィリピンで英国人が「国旗に対する不敬罪」で訴えられた。ゴルフ大会での国旗掲揚の際に、周囲の注意にかかわらず食事をやめなかったという。よほど空腹だったのか、それとも立つのが面倒だったのか知らないが、クラブの会員が怒って検察局に訴えた。その後この英国人は謝罪し刑務所行きは免れたが、私も映画館で座り続けていたら新聞の見出しを飾っていたかもしれない。
(F)
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