2005年08月05日

休み多いロシアの新聞

ロシアにて

 ロシアに住んで驚いたことの一つは、新聞の休みが多いこと。日本の日刊紙なら、月に一回程度の休刊日だが、ロシアの日刊紙は土曜と日曜(もしくは日曜と月曜)はいつも休み。

 正月に至っては、日本の日刊紙が二日に休むのとは違い、元日からロシアのクリスマスである七日、そしてその後も年によっては休みが続く。中には十二月二十四日(西欧のクリスマスイブ)から休みに入る新聞もあるぐらいだ。

 私の友人のロシア人は、モスクワのある日刊紙の記者。先日、彼の家に遊びに行き、話を聞くと、彼は七月に十日間の休暇を取っている上に、八月に入ると会社は半月休み。「政治家もみんな夏休みでニュースが減るだろ。だからウチの新聞は半月お休みさ」という。

 彼の新聞は、十二月二十四日からも年末年始を挟んで半月休みだ。毎日ニュースを追い続けている私が、「わざわざ休暇をとらなくても、計一カ月ものんびりと休めるとは少々うらやましい」と彼に言うと、こんな答えが返ってきた。

 「でもさ、会社に半月行かなくていい代わりに、給料も半分しか寄越さないんだぜ。『新聞出ないんだから、カネがあるわけないだろ』って。ひどい話だろ。普段の給料だって安いのに。お前なら年二回の半月無給休暇、欲しいか?」

 欲しくない。そうか、世の中、そんなにうまい話はないんだな。

(O・モスクワ在住)

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sekai_no_1 at 15:15│Comments(2)TrackBack(0)ロシア 

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この記事へのコメント

1. Posted by M.K   2005年08月06日 19:50
「おお、ロシアすごい」と感心して読んでいたら、
給料も半月分とは…。

「お前なら年二回の半月無給休暇、欲しいか?」
には思わず吹き出してしまいました。

ほんと、世の中にそんなにうまい話はないものですね。
2. Posted by 天山   2005年08月07日 07:23
「労働価値説」健在ですね。労働の対価としての給料なら、半月働いて、給料は半分、当然の理屈で。でも、それじゃ生活できないから、わが資本主義国は決まった月給くれるってわけですね。しかも、ボーナスまで。
ところで、このロシアの記者氏はいらく給料もらっているのでしょうか? 半額でも1カ月暮らせるとなれば、結構な高給をもらっているのでは? それとも蓄えを取り崩して?

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