2005年08月15日
校長養成コース
フランスから
友人の息子は、この九月から小学校の教員実習に入る。教員実習といっても一年間続き、それなりの給料も支払われる。日本より、はるかに厳しい教員への道のりと言える。フランスでは、教職課程に入ったからといって、教員になれるわけではない。教師としての適正に欠けると判断されれば、その場で教員への道は絶たれる。その意味でも日本より厳しい。
それでいて、教師の社会的地位は日本より低く、給与体系も大したことがない。学校は、アラブ系移民問題などで荒れており、教師への暴力も頻度を増し、教師は、決して人気のある職業とは言えない。それでも教師の質向上には余念がなく、夏や冬の長い休みには、現職教員への研修が目白押しだ。
友人の息子は、高校時代、常に学年ではトップで、小学生の林間学校の指導などのボランティア活動でも実績を上げていた。通常なら、高校教員になることも容易だったが、本人は小学校教員を希望、大学でも無論、トップクラスだった。その彼に、学校から、新たなオファーがあり、本人は今、選択を迫られている。
それは、校長養成コースへのオファーだった。校内暴力が激化し、若者をコントロールするのが難しい時代、フランス政府は、若者の心を理解できる若い指導者育成に力を入れている。そのために開設された校長養成コースで、その講座を修了し、現場を体験すれば、早くて三十歳で校長になれるということらしい。
子供が好きで、小学校の教員を目指していた彼としては、現場に立てない管理職への道は少々、複雑と言える。しかし、時代に合った学校づくりができるという意味では魅力も感じているらしい。小学校しか出ていないイタリア移民の父親を持つ本人としては、大きな飛躍だが、興味深い制度と言える。
(A)
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友人の息子は、この九月から小学校の教員実習に入る。教員実習といっても一年間続き、それなりの給料も支払われる。日本より、はるかに厳しい教員への道のりと言える。フランスでは、教職課程に入ったからといって、教員になれるわけではない。教師としての適正に欠けると判断されれば、その場で教員への道は絶たれる。その意味でも日本より厳しい。
それでいて、教師の社会的地位は日本より低く、給与体系も大したことがない。学校は、アラブ系移民問題などで荒れており、教師への暴力も頻度を増し、教師は、決して人気のある職業とは言えない。それでも教師の質向上には余念がなく、夏や冬の長い休みには、現職教員への研修が目白押しだ。
友人の息子は、高校時代、常に学年ではトップで、小学生の林間学校の指導などのボランティア活動でも実績を上げていた。通常なら、高校教員になることも容易だったが、本人は小学校教員を希望、大学でも無論、トップクラスだった。その彼に、学校から、新たなオファーがあり、本人は今、選択を迫られている。
それは、校長養成コースへのオファーだった。校内暴力が激化し、若者をコントロールするのが難しい時代、フランス政府は、若者の心を理解できる若い指導者育成に力を入れている。そのために開設された校長養成コースで、その講座を修了し、現場を体験すれば、早くて三十歳で校長になれるということらしい。
子供が好きで、小学校の教員を目指していた彼としては、現場に立てない管理職への道は少々、複雑と言える。しかし、時代に合った学校づくりができるという意味では魅力も感じているらしい。小学校しか出ていないイタリア移民の父親を持つ本人としては、大きな飛躍だが、興味深い制度と言える。
(A)
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