2005年08月19日

新旧混合のニャチャン

ベトナムから

 ベトナムの魅力の一つは海だ。南北三千二百六十キロの海岸線を持つベトナムは、水産業も盛んだが、ビーチリゾートもなかなか盛況だ。


 とりわけ観光ブームを迎えている中国からベトナムへ大挙して遊びに来る時代を迎え、ベトナムのビーチリゾートとしては筆頭格のニャチャンでは、中国系資本のホテルさえ建設されるようになった。広東省や広西チワン族自治州などから陸路で簡単に海外旅行を楽しめるようになったことも大きく影響している。

 そのニャチャンを訪ねた。一昔前までただ全長五キロのビーチがあるだけだったが、パラセーリングやバナナボート、ジェットスキーとほとんどタイのプーケットやパタヤなどと変わらないビーチスポーツを楽しむことができる。

 それでもビーチには華人系のおばあさんが、黒いタイヤを膨らませた浮き輪を七千ドン(約五十円)で貸している光景があったり、七輪で名物のスルメイカを焼いていたりとローカル色もまだ残っている。

 こうした新旧混合のまだら模様こそは、後ろ盾に頼んだソ連の崩壊により、経済の自由化を推し進めることで急速に近代化への坂道を駆け上ってきたベトナムの現在を反映していて興味を引く。

 それにしてもビジネスとしては、こうしたビーチスポーツこそはドル箱になってベトナム経済に貢献しているに違いないのだろうが、せっかく広大な南シナ海に面し、静かでダイナミックな自然が満喫できるのに、ただ騒がしいだけのビーチスポーツは閉口ものだ。

 こちらは都会の喧騒(けんそう)を離れ、椰子(やし)の木陰で静かに本でも読んでいたいのに、爆音をとどろかせて走り抜けるバナナボートに邪魔されるのは心外だからだ。

(T)

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sekai_no_1 at 09:48│Comments(1)TrackBack(1)アジア 

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1. ニャチャン Nha Trang 1泊2日 の 旅 後編  [ ag's blog ]   2005年10月31日 10:31
ニャチャン --- Nha Trang.ベトナム中南部の東岸に位置する人口30万人のカインホア省,その省都にあたるのがニャチャン市,ということで,ホーチミン市からは北東方向へ,1時間50分のフライトになります.

この記事へのコメント

1. Posted by ag   2005年11月01日 10:37
TB返しのコメントありがとうございました.
少し前までは,もっと静かなビーチだったのですね.
現在,静かなビーチを求めるならば,ニュチャン市街から車で北か南に1時間ほど離れる必要があるようですね.

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