2005年08月22日
超清潔でゴキブリ退治
ロシアから
ロシアでは、建物も人もカラスもスズメも何でも大きい。しかし、ロシアにも、日本と比べるとかなり小さい生物がいる。それがゴキブリ。ロシアのゴキブリは、日本より茶色くやせていて、長さも一・五センチくらいしかない。動きもにぶく、飛んだりしない。
ロシアでは、建物も人もカラスもスズメも何でも大きい。しかし、ロシアにも、日本と比べるとかなり小さい生物がいる。それがゴキブリ。ロシアのゴキブリは、日本より茶色くやせていて、長さも一・五センチくらいしかない。動きもにぶく、飛んだりしない。
しかし、ロシア人女性にとってゴキブリは、やはり恐怖の対象である。ゴキブリがたまに出ると、普段は夫を尻に敷いているロシア人妻が豹変(ひょうへん)する。「キャー」と叫び、その場から逃げ出し、夫に抱きついて救いを求める。普段は、尊敬されず自尊心をズタズタにされている夫も、この時ばかりは名誉挽回(ばんかい)のチャンス。ぞうきんや新聞でゴキブリを退治し、「俺がいるから大丈夫だ」と妻を抱き締める。
こんな環境で育ったロシア人女性が、日本に長期滞在すると大変である。ナターシャさんは日本の大学に留学し、寮に住み始めた。前に住んでいた人のせいか部屋は汚く、ロシア人の目から見るとモンスター級のゴキブリがすんでいた。ナターシャさんは、その巨大な生物を見て絶叫。トイレに駆け込み、神様に祈った。
三十分くらい祈った後、なんとなく勇気が出てきて、大掃除を決行。一日中かかって掃除をしている最中、しばしばゴキブリに遭遇したが、泣きながら歯を食いしばって続けた。彼女は、留学期間中、超清潔を心がけ、ゴキブリは消えた。
そんな恐怖を通過したナターシャさんだが、人生万事塞翁(さいおう)が馬。帰国後、ロシアのゴキブリが怖くなくなり、自分で退治できるようになった。また、日本語を使える就職先を見つけ、幸せな結婚をした。金銭面でもゴキブリ退治の面でも自立している彼女は、三百六十五日二十四時間、安心して夫を尻に敷いている。
(Y)
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こんな環境で育ったロシア人女性が、日本に長期滞在すると大変である。ナターシャさんは日本の大学に留学し、寮に住み始めた。前に住んでいた人のせいか部屋は汚く、ロシア人の目から見るとモンスター級のゴキブリがすんでいた。ナターシャさんは、その巨大な生物を見て絶叫。トイレに駆け込み、神様に祈った。
三十分くらい祈った後、なんとなく勇気が出てきて、大掃除を決行。一日中かかって掃除をしている最中、しばしばゴキブリに遭遇したが、泣きながら歯を食いしばって続けた。彼女は、留学期間中、超清潔を心がけ、ゴキブリは消えた。
そんな恐怖を通過したナターシャさんだが、人生万事塞翁(さいおう)が馬。帰国後、ロシアのゴキブリが怖くなくなり、自分で退治できるようになった。また、日本語を使える就職先を見つけ、幸せな結婚をした。金銭面でもゴキブリ退治の面でも自立している彼女は、三百六十五日二十四時間、安心して夫を尻に敷いている。
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1. ジャンヌの鍵盤の人 [ ♪ ユ マ ニ テ ♪ ] 2006年03月25日 20:06
あ、kiyoくんのこと、ジャンヌの鍵盤の人って言ったの、Liccaじゃないからね! この人だからね!(笑)そのジャンヌの鍵盤の人のブログへのコメント数が、尋常じゃないと聞いた日から、たまーに覗きに行ってるんですが、、、。 『kiyo風呂』のこの記事。何のことやらさっぱり...
この記事へのコメント
1. Posted by ゴキ 2005年08月22日 18:42
日本には、ゴキブリ退治用のグッズ(スプレー式、団子式、〜ホイホイ等々)も豊富ですが、これってやっぱり日本だけ? ロシアではどうやって退治するんでしょうね。
2. Posted by Shin 2005年09月11日 02:21
タラカーンチック(ゴキブリ)!!ロシアのゴキブリは茶羽根で小さくて、日本のと比べると、まだまだ可愛らしい。
9年程前、モスクワのサンクト・ペテルブルグ駅からトヴェーリ(私はツベルと呼んでいた)に向かうエレクトリーチカ(電車)の中でのこと。老若男女を問わず様々な売り子たちで車内が活気づいていた。
そんななか、ある若いロシア人男性が、日本人には大変馴染みの深いあるゴキブリ退治用のグッズを、大きな声で懸命に売りさばいていた。
その若い男性は自分が扱う商品につき得意げに2分程あれこれ説明したのち、その商品名をこのように言った。「イーポンスキー・ドーミック(日本人の小さな家!!)」と。
なんと、コキブリ・ホイホイではありませんか!!日本育ちのゴキブリ・ホイホイをその男性は「イーポンスキー・ドーミック」と名づけて売っていたことに「なるほどウマイね。」と笑いながらうなずいたものでした。
9年程前、モスクワのサンクト・ペテルブルグ駅からトヴェーリ(私はツベルと呼んでいた)に向かうエレクトリーチカ(電車)の中でのこと。老若男女を問わず様々な売り子たちで車内が活気づいていた。
そんななか、ある若いロシア人男性が、日本人には大変馴染みの深いあるゴキブリ退治用のグッズを、大きな声で懸命に売りさばいていた。
その若い男性は自分が扱う商品につき得意げに2分程あれこれ説明したのち、その商品名をこのように言った。「イーポンスキー・ドーミック(日本人の小さな家!!)」と。
なんと、コキブリ・ホイホイではありませんか!!日本育ちのゴキブリ・ホイホイをその男性は「イーポンスキー・ドーミック」と名づけて売っていたことに「なるほどウマイね。」と笑いながらうなずいたものでした。
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