2005年09月22日

女性の軍隊志願で波紋

韓国にて

 ある女子高生が、「女性も軍隊に行かせてほしい」と憲法裁判所に訴えた。その主張は、兵役法三条一項で「女子は志願により現役に限って入営することができる」と規定していることが、「すべての国民は法律の定めるところにより国防の義務を負う」と規定した憲法三九条に違反し、「男性は何の制約もなく軍隊に行けるのに、女性は手続きが複雑で男女平等に背く」というのである。彼女の動機としては、父親が軍服を着た姿にあこがれて軍隊に行きたいのに制約があったからだという。

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 これがマスコミに取り上げられ、大変な波紋を呼んだ。KBSの世論調査によれば、「女性も軍隊に行くべきだ」と答えたのは、女性回答者で55・6%。男性回答者では24・9%だった。また、別の雑誌では国民の49・4%が女性の軍隊行きに肯定的と分析していた。

 実際には、インターネットの掲示板などでも賛否両論で収拾はつかないが、少なくとも男女平等という観点から、女性の主張がかなり強くなってきているように思える。

 女性が軍隊に行けば婚期も遅れ、韓国でも徐々に進んでいる少子化にも影響を及ぼすことになるだろうし、今まで男性のみであった軍施設の変更にも手間がかかるだろう。

 早く南北統一が実現し、むしろ男性も義務でなく、日本の自衛隊のように志願制に変わっていくことが望ましいと思う。

(Won・ソウル在住)

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sekai_no_1 at 16:24│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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