2005年09月24日

なぜか好調「親北反米」映画

韓国から

 今、韓国で話題になっている映画「ウェルカム・トゥ・トンマッコル」(原題)が、封切り後一カ月半で観客動員七百万人を突破した。この時点で韓国映画としては「シュリ」を抜いて歴代四位と好調、予想以上の反響につられて見に行く人も増えている。

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 「ウェルカム…」は、韓国動乱(一九五〇―五三年)の際に国軍(韓国軍)兵と人民軍(北朝鮮軍)兵、国連軍(米軍)兵が、奇遇にも人々が平和に暮らすとある村「トンマッコル」に迷い込んで繰り広げられる物語だ。最初はお互いに憎み合っていた国軍兵と人民軍兵だが、それぞれが一人の村人として生活を共にするうちに打ち解けていく。しかし、国連軍兵を助けるため送り込まれた米軍の作戦部隊が、村人にむごい仕打ちをすることで平穏な日々は一変する。やがて国軍兵と人民軍兵は村人を守るため米軍と戦うことに……。

 同映画の監督はジブリ作品でおなじみの宮崎駿監督に感化されたというだけあって、至る所にメルヘンチックな描写が出てくる。重たいテーマをオブラートに包んで若者の感覚に訴える、というわけだ。
 しかし「ちょっと待て」。韓国と北朝鮮が憎しみから和解に向かい、最後は協力して米国をやっつけようと立ち上がる……。この構図は今の北朝鮮が願っているシナリオではないか。映画は「国軍兵も人民軍兵も戦争の犠牲者であって、彼らの和解と村の平和を脅かす米軍は悪者」と言わんばかりの設定だ。

 「親北反米」の内容にムッとしながら映画館を後にした私に、一緒に見に行った知人の韓国人は屈託のない表情で「面白かったネ」。ガックリする私を不思議そうな顔で覗(のぞ)き込んでいた。

(U)

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sekai_no_1 at 10:01│Comments(8)│TrackBack(1)│韓国・北朝鮮 

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この記事へのトラックバック

1. ウェルカム・トゥ・トンマッコル  [ 日々是:相田翔子 ]   2005年10月04日 00:53
7月に訪韓した際に「天軍」を見たんですが、その時の予告編で知った「ウェルカム・トゥ

この記事へのコメント

1. Posted by 蚊め!   2005年09月24日 12:29
 ということは韓国人は共産主義の北に飲み込まれてもいいと思っているんだ…。あーあ、そんな国になんで数10兆円も日本が投下しないといけないんだろうか…。
2. Posted by 匿名希望   2005年09月24日 12:51
案外日本も同じかも。いつか韓国、朝鮮、中国、ソ連などと和解したとき、「在日米軍は祖国にお帰りください」ってことに・・・。アメリカ嫌いではないですが、そういう日が来るのを願っています。
3. Posted by すか   2005年09月24日 14:12
結構なお話。着実に南朝鮮の赤化は進行中ってことで。米韓同盟が切れれば、日本が面倒見る必然性もなくなります。さっさと、中国の自治州でも共和国でもなっちゃってください。
4. Posted by 山口 治郎   2005年09月25日 00:14
自国の権益のみを守るために世界中に戦火を
まきちらすアメリカの正体をわかりやすく
描いたいい映画ではないでしょうか
5. Posted by 蚊め!   2005年09月25日 12:01
 覇権主義では共産中国も似たようなもんだけどなあ…。以前のソ連もそうだったし…。もっとも国ってのは自国の利益を追求するものだし…。
6. Posted by itochan   2005年09月25日 19:27
>米軍の作戦部隊が、村人にむごい仕打ちをすることで
ってところがキーですよね。

するのか、しないのかといえば、
するんじゃない?って納得するのが今の世の中。
7. Posted by メール便   2005年09月25日 22:10
 昔、遺産相続で大げんかして憎み合っていた親類が、第三者の悪口を言うと、その話題に限って馬が合う。その共通の悪口の時間だけ、嗚呼、我らは思えば親戚なんだ、と安心する。そういうレベルさ。
 その第三者が米国だったり日本だったり。人民軍の中国は朝鮮との歴史的関係や北と似たイデオロギー体制の関係から、悪口で南北馬があう第三者とはなりえない。北が合わせんだろう。ま、安心して悪口が言える国っていい奴だよ。ヤーさんとか暴走族とか安心して悪口言えないから。
8. Posted by 蚊め!   2005年09月26日 08:28
 なるほど、そういうことか…分かりやすい、説明、解説ありがとうございました。

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