2005年10月07日

“小さな密航者”に大騒ぎ

フィリピンから

 先月、日本では鹿児島から羽田空港に飛行中の機内で大きいムカデが目撃され、飛行スケジュールが遅れる珍事が発生したそうだが、フィリピンのマニラ国際空港でも最近、似たような事件があった。
 飛行準備に追われるカタール航空所属の旅客機内で、空港関係者が偶然一匹のネズミを発見。

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 報告を受けた機長はネズミが駆除されるまで離陸を中止し、約二百五十人の乗客と荷物はすべて降ろされた。

 たかがネズミと思うかもしれないが、機内の配線が噛(か)み切られる可能性もあるというからムカデよりも事態は深刻だ。

 いったん、格納庫に入れられた飛行機内ではワナを設置し二時間かけて薫蒸したあと、職員を総動員してネズミの捜索活動が展開された。

 だが、あんな巨大で複雑な飛行機内で小さなネズミを発見できるわけもなく、捜索を途中で断念。結局、ネズミの所在を確認できないまま、飛行機は十三時間遅れで目的地に向かったという。

 今回の騒動に関し空港関係者は「乗客の安全に妥協は許されない」と空港の安全管理を強調したが「ネズミはマニラ空港で侵入したのでは?」との指摘には、「飛行機は中国から来たので、あっちで乗り込んだ可能性もある」とお茶を濁した。

 以前も、機内でゴキブリが発見され、出発が遅れたこともあったそうだが、あんな大きな乗り物にゴキブリもネズミもいないという方が、私にとっては信じ難い。

 たった一匹のネズミで十三時間も出発が遅れるというのでは、もしネズミを発見しても報告すべきかどうか迷うのは私だけではあるまい。

(F)

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sekai_no_1 at 08:29│Comments(2)TrackBack(0)アジア 

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この記事へのコメント

1. Posted by さわん   2005年10月07日 09:10
やっぱり飛行機ってデリケートなんですね。今回の記事でそれを実感しました。
2. Posted by 管理人N   2005年10月07日 19:44
さわんさん
コメントありがとうございます。また遊びに来てくださいね。

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