2005年10月07日

暗渠だった清渓川を復元

韓国にて

 二年余りの歳月をかけて復元工事が行われていた清渓川が十月一日、ついにその姿を現した。清渓川はソウル江北地区の真ん中を貫いている。河川のはんらんを防ぐため、今まで川の上を高架道でふさいでいた。川の復元事業は、高架道の老朽化問題があり、ソウル市の新しい文化空間造成や観光資源を目的として行われたものだ。

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 川の長さは約十キロで、二十二の橋が架けられている。実際、工事をしたのは半分の五キロ程度。ただ復元するだけではなく、各種多様なデザインの橋を架け、壁画や滝なども造り、川沿いを歩きながら楽しめるように工夫された。

 清渓川の復元は現ソウル市長の李明博氏の公約だったが、期間内に完成させた手腕は見事である。工事開始前からさまざまな反対意見があったものの、現代建設社長の経歴はだてではないことを証明してみせた。今年に入ってからすでに外国の専門家たちがこぞって清渓川を見学に来ており、河川復元のノウハウに関心を寄せている。

 江南地区の急激な発展で、開発に後れをとっていた江北地区だったが、清渓川の復元でソウル市も新しいルネサンスを迎えることになるだろう。

 清渓川はもともと開川と呼ばれていたが、開川を清くするという意味で現在の名になった。面白いことに、韓国の河川はほとんどが西側に流れているのに、清渓川は西から東に流れており、風水学から見ても吉相の場所であるという。

(志田康彦・京畿道九里市在住)

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sekai_no_1 at 15:04│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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