2005年10月13日

恋しい日本のハンバーガー

米国から

 ワシントンに赴任してから外食する回数が大幅に減った。理由は単純。味がイマイチなのである。

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 もちろん、それなりのお金を出し、少々遠くまで足を運べば、満足のいく店はある。だが、「手軽でおいしい店」となると意外に少ないという印象を受けている。

 記者の世代は小さいころから、マクドナルドなどが身近にあり、米国的な食文化には慣れ親しんできた。むしろ、あこがれさえ抱いていたといっていい。だが、こちらに来て、そのあこがれは完全に崩れ去ってしまった。

 最も幻滅したのは、米国の“国民食”であるハンバーガー。日本にいたときはバーガーキング(今は日本から撤退)がお気に入りだったのだが、米国のバーガーキングは日本で食べたものとはだいぶ違う。肉にジューシー感がなく、何より塩辛い。野菜にも新鮮さがない。

 そう感じているのは自分だけではなく、韓国人の友人も、以前は好きだったハンバーガーが、米国に来てから「塩味が強すぎて食べられなくなってしまった」と嘆いている。

 日本でもなじみの米国系ファストフード店やレストランでは、日米の味に大きな違いはないだろうと思い込んでいたのだが、さにあらず。実際は日本人向けに格段に味を改善させていたことが、今になって分かった。

 一方、日本では、一個最大千円もするモスバーガーの「匠味」バーガーが絶品だとか。他国の食べ物を最高レベルにまでアレンジ、洗練させてしまう日本人の器用さ、こだわりに改めて恐れ入ってしまう。

 今度日本に帰るときは、奮発して「匠味」バーガーを食べてみよう。米国にいながら日本のハンバーガーが恋しくなるというのは、ちょっと変な気分。

(H)

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この記事へのコメント

1. Posted by moca   2005年10月13日 11:28
私も以前アメリカに住んでいました。
私はin and out burger や fat burgerが好きです。
2. Posted by 蚊め!   2005年10月13日 13:31
 NY州の高速道路のサービスエリアで食べたワッパーは変わらなかったけどなあ…。

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