2005年10月24日

断食明けの食事に舌鼓

エジプトから

 イスラム世界のラマダン(断食月)が、エジプトでは今年は十月四日から始まった。この期間は、親しくしているエジプト人の友人の家に、イフタールと呼ばれる日没後の断食明けの食事に招かれることが多い。エジプトの家庭料理を味わえる好機であることから、できるだけ出掛けるようにしているのだが、どの家庭でも、大体同じような料理が出される。

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 最近そのおいしさに気付き始めたのは、マハシと呼ばれる、お米をキャベツやキューリ、ナス、ピーマンなどの中に入れて味付けしたものだ。米食に慣れた日本人には、とっつきやすい食べ物の一つで、赴任当初は違和感があったが、味付けがうまい家庭のものは、実においしい。目の前のチキンの丸焼きなどを忘れて、そればかりを食べてしまうほど、野菜の味とお米の味がミックスした味に魅了される。
 もちろん、モロヘイヤのスープも絶品だ。エジプトでは、モロヘイヤをおいしく料理できることが結婚の条件の一つだとされている。ニンニクを使った味付けや塩加減が家庭によって少々違うが、薄味でニンニクが利いたモロヘイヤはお代わりものだ。

 ある家庭でとても驚いたことがあった。エジプトでは、食前食後は必ず手を洗う。スプーンやフォークも使用するが、基本的には手で食べるので、衛生上も手を洗うことが大事なのだ。そこの主人は、私を案内して手を洗う様子を見ていたが、終わると、次は顔を洗えと言う。しかも石鹸(せっけん)をつけて洗えと目配せする。本人がタオルを持って私の行動を見ている。食後、再度手を洗う、今度は歯を洗いなさいと目配せする。歯ブラシはないので迷っていると、指を口の中に突っ込んで洗えと目配せした。指で歯を磨く経験がなかったので、びっくりした。

(S)

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この記事へのコメント

1. Posted by 蚊め!    2005年10月24日 14:41
 大変面白いお話でした。手で食べる文化の人はそれなりに衛生に気を使ってるんですね…。
2. Posted by 布袋堂   2005年10月25日 16:49
郷に入れば郷に従えという諺に従うのも楽ではないね
3. Posted by itochan   2005年10月25日 16:51
> 味付けがうまい家庭のものは、実においしい。

「味付けがうまい家庭」の基準が、日本人とエジプト人で違うと思うんですが。

日本人の舌で「うまいうまい」言ってたら、実は向こうの基準だと低いランクだったりして、「日本人はこんなのを喜ぶのか」なんて思われてたらやだなw。

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