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　同僚と一緒に車を飛ばし、ソウルから四十分ほどにある城南市の総合運動場に着いた。サポーターは、ゴールポストの後ろ側に陣取るため、同じ入り口から入るが、そこで黄色いユニホームを着ていれば無料だった。

　私は、数年前の一和のユニホームがあったが、同僚は会社のチームの同じ色のユニホームを着ていた。それでも遠くから見れば同じように見えるので無事に入れた。

　しばらくすると応援団長らしき人が現れ、太鼓を合図に応援が始まった。歌謡曲のメロディーで歌詞が全部「ソンナム、ソンナム、オー、オー」であったり、チーム名を連呼して拍手したりする単純な応援だが、終始立ちっぱなしで頑張った。

　しかし、残念なことに、全体的に観客数が非常に少なかった。ゴールポストの後ろ側だけが異様に盛り上がっているだけだった。テレビではそこだけ映されるので、茶の間では一緒に盛り上がる。

　また、総合運動場はピッチを陸上のトラックが囲んでいるので、選手との距離が非常に遠く、向こう側のゴールの状況は全然見えない。だから、声が枯れるほどに叫ばなければならない。

　ともあれ、２−０で城南一和が勝ち、助っ人の使命を全うできた。

（Won・ソウル在住）

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