2005年11月08日

英国人になるための常識テスト

英国から

 英国では今月一日から国籍取得のために新たに常識テストが導入された。英国の歴史と伝統、社会生活と文化、政治の仕組みなどに関して、最低限知っておかなければならない事柄をチェックし、英国社会に溶け込みやすくする狙いがあるという。

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 テストは多項選択式で二十四の設問を四十五分間以内に答えて、正解率が75%以上であれば合格(不合格の場合には再受験が可能)。全国九十カ所の指定場所でコンピューターのオンラインを使って行われる。いわば、自動車運転免許の筆記試験の要領だと思えばよい。

 受験用の教本もあり、あらかじめきちんと勉強しておけば、ほぼ解答できるようになっているようだが、中には英国民も簡単には答えられないような次のような問いもある。「以下の裁判所のうち陪審員制度をとっているのはどれか。A・治安裁判所、B・刑事裁判所、C・少年裁判所、D・州裁判所」。正解はB。

 英国民になるためにはこうした常識テストは有用かもしれないが、現実には問題もある。先に導入された英語能力の資格証明の場合もそうだが、事務手続きの煩雑さ、語学学校など受験斡旋業者が手数料稼ぎをするなど、申請者のコスト負担は増えるばかりだ。

 語学テストでは約五十ポンド(一ポンドは約二百六円)の手数料がかかるし、この常識テストの受験料は三十四ポンド。さらに、国籍取得申請手数料に二百五十ポンド程度、と総経費は三百五十ポンド近く(約七万円)になる。貧しい移民たちにとっては、英国籍取得のハードルは高くなったに違いない。

(G)

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sekai_no_1 at 09:21│Comments(1)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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この記事へのコメント

1. Posted by 蚊め!   2005年11月08日 10:34
 それは婉曲的なテロ対策?あるいは、移民拒否?
ところで私が渡米(長期)するときも、面接受けるのに100ドル取られるわ、書類は3倍に増えるわ…で大変になったそうです。日本人ですらこうだから、他の非白人系など押して知るべし…。
 それは、どっかの自爆野郎がひこーきででかいビルに突っ込んでからあとだそうで…。(旅行会社談)

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