2005年11月18日

市民が犠牲になる人権

ウルグアイにて

 最近、身の回りで二つの事件がありました。一つは知人の父親の仕事場に泥棒が入り、たまたま自宅が近所で、異変に気づいた父親が泥棒を捕まえて警察に突き出しました。その際、泥棒と殴る殴られるの格闘になりました。

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 次の日、警察へ告訴の手続きのために出向いたところ、逆に泥棒に訴えられました。泥棒の訴えは、「殴られた」「犬にかまれた」「泥棒じゃない」というものでした。

 しかし、見ず知らずの赤の他人が、誰もいない仕事場で物色している状況は、誰が見ても泥棒に見えますし、そのような状況を発見したら泥棒を追い出したり、捕まえたりするのは当然ではないでしょうか。

 二つ目の事件は、地元の日系人二世が営んでいる花屋に未成年者が拳銃を持って、強盗に入りました。営業中でもあり、近くにいた奥さんがほうきで拳銃をたたき落とし、拾った拳銃で逆に犯人を撃ちました。

 ウルグアイは銃器社会です。つい最近まで、22口径の拳銃は身分証明書の提示だけで、成人なら誰でも購入できました。購入後の管理はないので、拳銃のその後の経路は誰にも分かりません。こちらの事件でも、返り討ちにした奥さんが、犯人に訴えられました。

 犯罪者の人権を守ることはある意味、いいことかもしれません。しかし、泥棒に入られても抵抗できず、無法者が保護されるような国に誰が住みたいと思うのでしょうか。

(堀本幸伸・モンテビデオ在住)

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この記事へのコメント

1. Posted by qp   2005年11月18日 19:35
正当防衛で訴えられるとはいったい何のための銃器社会でしょうか?教えてほしいものです。裁判の結果はどうなっているんでしょうか?
2. Posted by 蚊め!   2005年11月19日 09:45
 日本人だから?差別?

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