2005年11月21日

ナイロビは「夏の軽井沢」

ケニアから

 ケニアの首都ナイロビを訪れて、最初に驚かされることは、赤道直下というイメージとは懸け離れた、過ごしやすい気候だろう。「夏の軽井沢」に例える人も多いとのことだが、まさにピッタリの感じがする。ケニアには一年に二度の雨期(三月から五月までの大雨期と十一月から十二月の小雨期)があり、それ以外の日(乾期)は良い天気の日が続くことから、暑くも寒くもない手ごろな気候(平均一七度前後)を楽しめるということだ。海抜約千七百メートルという高地であることがその原因。

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 元の下宿屋を改装してホテルになった所に長期滞在中の日本人の老人は、一人暮らしで寂しいとは言いながらも、気候の良さに大満足していた。ただ、高地にあることから、酸素の薄さは否めず、少々の頭痛を伴う。疲れやすく息切れすることもある。

 市内中心部には、多くの高層ビルが立ち並び、現在の最大最新のビルは白色の三十階建てのタワービル。ナイロビはマサイ語で、「冷たい水」を意味するとされ、水がきれいで豊富な町。イギリスがケニアを植民地化する過程で一八〇〇年代末に鉄道建設の工事用キャンプとして誕生した町という。現在は首都になり、邦人にも人気の高いサファリツアーの拠点都市としても栄えている。

 最近は治安が悪化し、特に夜はメーン通りといえども、外国人観光客が歩いているのは見掛けることはない。カメラなどの高額製品を持つ人々が襲われる事件が相次いでいるためだ。信頼できる人の運転による車で移動ということが常識になっているようだ。

 一つ困ったことは、ホテル内でケニア人グループの歌う姿をカメラに収めようとしたところ、顔の黒さゆえに、カメラが焦点を合わせられず、ボケた写真しか撮れなかったことだ。

(S)

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sekai_no_1 at 08:41│Comments(4)TrackBack(0)アフリカ 

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この記事へのコメント

1. Posted by 蚊め!   2005年11月21日 17:55
わーいわーい!やっと来たあ!アフリカ発のエッセイ。これで「世界」日報らしくなったあ!。
2. Posted by アリエス   2005年11月22日 10:35
そうそう! 私も待っていました!! しかも、「ケニア」とは。
その昔私が子どもの頃、「オバQといっしょにケニアに行こう!」というキャッチフレーズの広告を見た記憶がある。
当時TVアニメ「オバケのQ太郎(藤子不二雄)」のスポンサーだったペコちゃんでお馴染みのお菓子メーカーが、「ケニア旅行」へ招待するものだったらしい。
「ケニア」と聞いて、とても懐かしい気分になるのは、私だけだろうか…?
3. Posted by qp   2005年11月22日 18:12
なかなか情報の入りにくいアフリカを積極的にピックアップすれば、blogのランキングも上がると思うから、今後もお願いします!!
4. Posted by メール便   2005年11月23日 01:59
少年ケニアってあったよネ…

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