世界おもしろニュース

　香港で好まれるラッキーナンバー（「一から九」の番号の発音と同じか、似た発音で意味付けされている）の例を挙げてみると、「２８９」（易発久：ぬれ手でアワのごとく永遠に金持ち＜繁栄＞）、「５１８９」（我一発久：私は永遠に金持ちになる）、「３３３」（生生生：子だくさん）、「８８８８８８」（６個の発：大きな成功）、「５９１８」（圄久一発：すぐ金持ちになる）など。住所の番地、アパートの部屋番号、電話番号、車のナンバープレート、紙幣の番号、その他自分の持ち物に、その人の好みによってどのようなラッキーナンバーにするかを決める。

　また、「アンラッキー」なナンバーはと言えば、「四」（死）、「七」（出：葬式の時に使われる）、「５３５４」（圄生圄死：“生かしも殺しもしない”、半殺しという意味になる）、「８８８８８」（８だから“発”でラッキーナンバーかと思うとそうではなく、五個の８で圄発となり、アンラッキーナンバーだ。圄は否定の意味になり、繁栄しないとなる）。

　中国語のインターネット「電話番号」オークションサイトで、百十万米ドルで「ラッキーナンバー」が落札された。そのナンバーは、１３５８５８５８５８５（意味は“金持ちにさせて”）だ。

（下根　森・香港在住）

★　これは面白い、と思った方はクリックを！！　⇒ 人気blogランキングへ