2005年11月29日

ロンドンかジュネーブか

英国から

 最近、スイスのジュネーブを訪ねる機会があった。ジュネーブは、記者が住むロンドンと並んで欧州では最も物価が高い都市。確かに、ホテル代、鉄道やバスのチケット代、食事代などは大して変わらない。だが、市の景観と生活文化の質はかなり異なる。

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 ロンドンと比べて、鉄道、バス、それに市電も時間に正確で、清潔だ。国際連合など多くの国際機関がある国際都市だとはいえ、ジュネーブは郊外圏を入れても人口四十万人余りであり、交通渋滞や混雑は見られない。こぢんまりとしていて、七百万の大都市ロンドンような喧騒(けんそう)はない。

 新しいビルも多く、ロンドンから一緒に来ていた日本人の知人は「何か日本の都市のように新しくて、いいね」との感想。ロンドンの建物は住宅も含めて、築年数百年や二百年のものは当たり前で古臭いから、無理もないと思う。

 だが、欧州大陸の都市によく見られるように、ジュネーブ市内には高層のマンションやアパート、事務所が並んでおり、何か人工的だ。また、宗教改革時代の雰囲気を残す旧市街を歩くと、プロテスタントの冷たい個人主義の世界がひしひしと伝わってくる。

 これに反してロンドンは大都市だが、至る所に大きな芝生の公園があり、住宅も低層で裏庭が付いている所が多く、まだ人間のぬくもりが感じられる。

 帰途、ヒースロー空港の入国手続きでは、整理係はターバンを巻いたシーク教徒、面接する移民官はスカーフをかぶったイスラム教徒だった。国連機関がなくてもロンドンの方がずっと国際的だと思った。

(G)

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sekai_no_1 at 10:02│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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