2005年12月05日

厳しい出入国検査

イスラエルから

 トルコのイスタンブールからイスラエルのテルアビブに行く機会があってイスラエルのエルアル航空を利用した。イスラエル出入国時の荷物検査や身体検査は世界一厳しいと聞いていたが、案の定、「イスラエルに行く目的」のみならず「イスタンブールに来た目的」「誰と会ったか、過ごしたか」「荷物はすべて自分のものか」「誰かに頼まれた荷物はないか」など矢継ぎ早に質問が飛ぶ。

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 あまりのプライベートで遠慮の無い質問に何か罪人扱いを受けている感じがして決して気持ちがいいものではない。しかも検査官は、いちいち上司と相談して、ひそひそ話をして、パスポートや身分証明書を何度もひっくり返しては、次の質問を持ってくるというしつこさだ。

 カイロ・イスタンブール間の往復を中途変更してイスタンブールから直接エルサレム行きを決定した記者を、さらに詳細に調べたいと思ったのだろう、「急遽(きゅうきょ)変更した理由は」「トルコでの写真を見せてくれ」など、要求はエスカレートしてくる。

 抵抗して、「なぜそんなプライベートな質問までするのか。こんなことでは誰もが憤慨してエルアルを利用する人が激減するのでは」と語ったところ、「これはわが社のポリシーだ」と語って、「嫌ならどうぞ遠慮なく他の飛行機会社で」と言わんばかりの調子。検査官は最後に、「ハイジャックや爆破など機内テロを未然に防がねばならない事情を抱えている故の措置であるから、悪く思わないでくれ」と語った。

 最初に言わず最後に言うところが、現実の厳しさを物語っている。顧客から反発を受けながらも結局は顧客のためにしている質問に本来は感謝しなければならないのだが、改めてイスラエルを取り巻く環境の厳しさに思いを致すことになった。

(S)

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この記事へのコメント

1. Posted by 蚊め!   2005年12月06日 12:05
 そんなに厳しいチェックがある国もあるんですねえ。一方、アメリカでは刃渡り10センチ以下の鋏や、18センチ以下の道具は機内に持ち込めるとか…。なーんか矛盾感じますねえ。なおソース元は、貴社も登録している海外旅行ブログ常時1位を誇ってるとこです。
 さらにJFK空港、ラガーディア空港は、空港構内に入るとき、パスポート検査すらしないですよ。
2. Posted by アフリカン   2005年12月09日 14:12
どうも記者というものは特別扱いに慣れてしまって、常に便宜を図ってもらえると錯覚しているようだ。国内の新聞記者が思い上がった言動をすることにも反吐が出る思いだが、海外に出て同じことをされると「日本人が」と言われてしまうのでよくよく自覚してもらいたい。毎日新聞の五味記者の二の舞は絶対に繰り返してもらいたくない。

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