2005年12月06日

騒がしい後継者問題

韓国から

 このところ北朝鮮の最高指導者・金正日総書記の後継者問題が騒がしい。「十月の労働党創建六十周年記念日に正式発表があるのではないか」「中国の胡錦濤国家主席が晩餐(ばんさん)で後継者の顔を見たいと言ったので連れてきたらしい」「北朝鮮は労動党内部に別途部署をつくり後継準備作業をしているようだ」等々。独誌や韓国紙が特ダネとして報道するケースもあり、ここソウルでも注目度は高いが、推測や憶測の域を出ない。「ではないか」「らしい」「ようだ」という表現がついてまわり、いつも「消化不良」を起こしそうになるのが、この種の情報の特徴である。

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 なぜ後継者問題に関心が集まるのか。北朝鮮問題に詳しいある専門家に言わせると、「それは自分(金正日総書記)に万が一のことがあった場合に体制維持に必要なスペアタイヤ(後継者)の具合がどうか知りたいから」だそうだ。

 東京ディズニーランドに行きたかったと言ったという、日本に不法入国したこともある長男・金正男氏はすでに後継レースから脱落し、昨年五月に死亡した高英姫との間に生まれた二男・金正哲氏が最有力で、正哲氏の弟で母・高英姫が後継者として育てようとした三男・正雲も可能性としては残っている、というのが大方の評価。しかし早々に発表できないのは、「この人が後継者、と宣言してしまえば、万が一殺された場合、“代が途絶える”かもしれない」(脱北者)からだとか。用意周到に準備して「もう大丈夫」となったときに初めて公表するが、公表のタイミングは金総書記も決めかねているのだという。

 それにしても二十一世紀に入った今日、世界でも類例を見ない世襲制を残す国として北朝鮮はやはり「特異な国」。よく知る韓国人は「三世代も世襲が続いたら韓民族の恥だ」と憮然(ぶぜん)とした顔で吐き捨てた。

(U)

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