2005年12月09日

「服役者に現金」は不敬罪

タイから

 タイは立憲君主国家だから、国王の権威は憲法によって保障されている。五日に七十九歳の誕生日を迎えたプミポン国王を祝うため、一カ月前から街角には国王の肖像画がライトアップされた。

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 タイでは当然、不敬罪も存在する。

 先ほどタイ紙幣に印刷されているプミポン国王の肖像をタクシン首相の肖像に入れ替えネット掲示板に掲載したネットカフェ経営者が逮捕された。罪状は国王の肖像を汚した不敬罪だ。

 タイでは服役者に現金の差し入れはできないとされる。国王の肖像がプリントされているバーツ紙幣を刑務所に持ち込むことが不敬罪に抵触するからだという。

 タイの映画館では上映前に国王賛歌が流れる。誰もがいすから立ち上がって直立不動の姿勢をとり敬意を表すが一昔前、事情が分からなかったか、あえてそうしたのか分からないが、外国人旅行者が座ったままだったことから、他のタイ人観客から袋だたきに遭うという事件が起きた。

 ことほどさようにタイの王室の権威は高い。しかし、あまりに高すぎる権威も問題がある。昔、王家の子弟が川に落ちておぼれたが、庶民が王家の人々に直接触れるのは恐れ多いとされていたことから、誰も手を差し伸べようとせず、おぼれ死んでしまったということだ。

 なおタイでは、毎日午前八時と午後六時には公共施設や公園で、またテレビやラジオでも国歌が流される。国旗掲揚台があるところでは、朝の国歌斉唱時に国旗が掲揚され、夕方の斉唱時に降ろされる。声を出して国歌を歌う必要はないが、直立不動の姿勢を保たなければならない義務がタイ国民にはある。この姿勢を拒否した場合にも不敬罪は適用され、警察は逮捕することができる。

(T)

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もう少しです!・ご協力下さい 人気ブログランキングへ!甲田英司・ヨロシクお願いします 今日は絶対にディズニーランドに行くぞ そんな思いからか朝6:00に起床その後オフィスへ・・ オフィスのあるシティバンクタワーもすっかりクリスマスの飾りつ....
ミッキーエイジ・・・【ヒルズの虎/甲田 英司・社長日記】at 2005年12月09日 14:00
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国民の象徴について【てくてく糸巻き】at 2005年12月13日 14:15
この記事へのコメント
 大変興味深い話でした。ただ高過ぎる権威は、他人からの助けを拒絶するんですね。そのあと、緊急時、王族救助隊でも組織されたのでしょうか?
Posted by 蚊め! at 2005年12月10日 08:11
 不勉強でこのあとの話は知らないのですが、王族には通常、セキュリティーがついています。
Posted by (T) at 2005年12月13日 12:39
不敬罪で立件されることはあるものの、国王がいちいち恩赦をあたえて刑は免除されるのが慣例だそうです。(Wikipediaより)
Posted by ラック at 2006年09月21日 03:42
おお!国王様のなんと慈悲深いことか!
Posted by 蚊め! at 2006年09月21日 11:43