2005年12月16日

ニュージャージーのクマ狩り

米国から

 「うちの家の裏山にもクマがすんでいて、時々ゴミを漁りに降りてくるんですよ。ええ、怖くないですよ。もう慣れました」。これは、マンハッタン近郊に住む日本人女性の談。近郊と言っても、彼女が住んでいるのは、北西のニュージャージー方面に車で一時間弱ほど走った住宅地。この地域はアパラチア山脈につながる深い森があり、アメリカクロクマの生息地ともなっている。

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 アメリカクロクマは、日本のツキノワグマよりも少し大きめで、北米大陸北部の森林に広く分布。現在、約七十万頭の生息が確認されている。性格はおとなしいが、年に数十件、驚いたクマが人に重軽傷を負わせたり、まれに人を襲って殺害する事件を起こしている。このため、各州の森林保護当局は人に慣れ過ぎたクロクマを捕獲し、移動させるなど、何らかの安全対策を講じざるを得ない状況だ。

 この「クマ対策」だが、ニュージャージー州は徹底した不寛容政策、すなわち増え過ぎた個体数を駆除する方法を採っている。二、三年に一度の割合で、許可を得たハンターがワワヤンダ森林公園近くの生息地で狩りをするのだが、期間中の射殺数は二百頭から三百頭。今年は十二月第二週の一週間が当てられ、合計二百八十頭が殺害された。当局者の話では、次回の「間引き」は、〇六年ごろと予測している。

 一方、このクマ狩りには、お約束の反対運動も付きもの。今年も、間引き政策に抗議する市民ら約百人がデモを行ったり、一般の立ち入りが禁止されている狩猟地域に侵入し、逮捕されたりと何かとトラブルが絶えなかった。部外者の記者から見ていると、安全対策を目的とした狩猟も動物愛護も双方、理にかなったものと感じられる。人と野生動物の居住地域が重なる土地特有の悩みなのだろう。

(N)

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シンガポール【捻くれ者TSの暗黒世界で生きぬくために】at 2005年12月17日 01:19
この記事へのコメント
はじめまして。
「シンガポール」というテーマをTBさせていただきました。
今まで韓国、ベトナムと海外紹介致しました。

是非遊びに来て下さい^^

今後も行った国を徐々に紹介していきます。

普段は現代社会の問題点中心にBlogを書いております。
宜しくお願い致します。
Posted by TS@捻くれ者TSの暗黒世界で生きぬくために at 2005年12月17日 01:23