2006年01月03日

強い郷土愛とライバル意識

ドイツから

 最近、取材でドイツの各地を回り、人々の郷土愛が強いだけでなく、必ずと言っていいほどライバルが存在することが分かった。

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 西部のルール工業地帯では、ゲルゼンキルヘンとドルトムントは常に火花を散らしている。「ドルトムントには真のサッカーファンはいない」など、特にサッカーに話題が及ぶと険悪なムードになる。

 ライン川流域では、デュッセルドルフとケルンがライバル意識が強いことで有名。ケルンは地元のビールに誇りを感じ、デュッセルドルフの黒ビールは口にしないのが普通。デュッセルドルフでも逆のことが言える。

 南部シュツットガルトでは、シュバーベンと言われる同地方の方言や文化に誇りを感じている。食文化でもミュンヘンの白ソーセージに批判的で、ブレッツェルの由来をめぐってはミュンヘンと対立している。ミュンヘンのバイエルン弁も嫌がられている。

 ミュンヘンはベルリンがあまり好きではないようだ。記者の周りには「ベルリンはドイツではない」という人もいるぐらいだ。もともと、ドイツはバイエルン王国とプロイセン王国、ザクセン王国などと分かれており、地域ごとに風習や文化が違っている。

 一方、ベルリンでもバイエルン地方を「ど田舎」と馬鹿にする風潮が目立つ。ビールの祭典「オクトーバーフェスト」も冷めた目で見ている。

 しかし最近、ベルリンは受容性が高まったと実感する。規模は小さいながらもオクトーバーフェストを開催しているし、ライン川特有の行事であるカーニバルも取り入れている。

 フランクフルトを除けば、ベルリンがドイツで唯一、国際都市と言えるゆえんであろう。(T)

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sekai_no_1 at 12:51│Comments(2)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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この記事へのコメント

1. Posted by トプログ   2006年01月03日 18:34


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2. Posted by こも   2006年01月03日 23:14
歴史的にもミュンヘンは特異というか、「ドイツ人である」ということよりも
「バイエルン王国の一員である!」というプライドが強いんだと思います。

ミュンヘンはなんだか日本でいう大阪的な都市だと感じています。
そしてベルリンは東京に似ていると・・・(なんとなくね)

「郷土愛」の強いドイツ人ならではの一片ではないかと思います^^
私はこう言った部分、好きです。

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