2006年01月06日
スクールバスの弱点
米国から
日本ではここ最近、下校途中の小学生が事件に巻き込まれるケースが相次ぎ、児童の通学路の安全確保が真剣に論議されるようになっていると聞く。記者が小中学校に通った一昔前には想像もできなかったことで、本当に隔世の感がある。
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日本ではここ最近、下校途中の小学生が事件に巻き込まれるケースが相次ぎ、児童の通学路の安全確保が真剣に論議されるようになっていると聞く。記者が小中学校に通った一昔前には想像もできなかったことで、本当に隔世の感がある。
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一部でスクールバスを導入する案も浮上しているようだが、ここ米国の通学風景からは切っても切り離せない存在だ。安全確保という側面もあると思うが、むしろ広大な米国ならではのことだろう。たいてい、学校は歩いて通えないくらい遠いのだ。
ちなみに、米国では、特に小学校までは親が子供の通学に責任を持つという意識が徹底されているようだ。歩いて通える場合には親が同伴し、車での送迎もごく一般的。子供だけでわいわい登下校する姿を見掛けるのは、高校生くらいになっていからだ。
話は戻るが、米国のスクールバスは、黄色くちょっとレトロな感じのするバスが主流だ。車を運転している時、スクールバスが前を走っていたら注意しなければならない。スクールバスから子供が乗降中は、バスの後方だけではなく対向車線の車も停止して待つことが義務付けられている。子供の安全が最優先なので仕方がないが、登下校の時間帯になると、あちこちでバスの後ろに渋滞が起きることになる。
スクールバスの“弱点”といえば、冬の時期の雪の影響を受けやすいということだろうか。先日、五−十センチ雪が積もった日は、うちの子供が通っている小学校は休校になってしまった。ちょっと多めに雪が降ると、“路肩”は除雪された雪で山ができるため、子供が乗降するスペースを確保できないことが原因のようだ。子供にとっては、冬の時期の臨時休校は楽しみの一つといえるかもしれないが。
(M)
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ちなみに、米国では、特に小学校までは親が子供の通学に責任を持つという意識が徹底されているようだ。歩いて通える場合には親が同伴し、車での送迎もごく一般的。子供だけでわいわい登下校する姿を見掛けるのは、高校生くらいになっていからだ。
話は戻るが、米国のスクールバスは、黄色くちょっとレトロな感じのするバスが主流だ。車を運転している時、スクールバスが前を走っていたら注意しなければならない。スクールバスから子供が乗降中は、バスの後方だけではなく対向車線の車も停止して待つことが義務付けられている。子供の安全が最優先なので仕方がないが、登下校の時間帯になると、あちこちでバスの後ろに渋滞が起きることになる。
スクールバスの“弱点”といえば、冬の時期の雪の影響を受けやすいということだろうか。先日、五−十センチ雪が積もった日は、うちの子供が通っている小学校は休校になってしまった。ちょっと多めに雪が降ると、“路肩”は除雪された雪で山ができるため、子供が乗降するスペースを確保できないことが原因のようだ。子供にとっては、冬の時期の臨時休校は楽しみの一つといえるかもしれないが。
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1. 小学校までは親が子供の通学に責任を持つ米国 [ すーさん’s アイ ] 2006年01月10日 18:57
昨今の物騒な日本の事情の中、内容で注目に値するのが 「ちなみに、米国では、特に小学校までは親が子供の通学に責任を持つという意識が徹底されているようだ。歩いて通える場合には親が同伴し、車での送迎もごく一般的。子供だけでわいわい登下校する姿を見掛けるのは...
この記事へのコメント
1. Posted by 蚊め! 2006年01月06日 12:14
今日ある、NY州のAMラジオ聞いてると、丸々学校2アワーレイト(2時間遅れの意味)…と延々、30校以上言ってましたね。それは、ここの記事のようなことが原因なんでしょうか?(あえて、ラジオ局や学校名は出しません、ばれるので)
ちなみに雪は一インチも降ってませんでした。
ちなみに雪は一インチも降ってませんでした。
2. Posted by millejours 2006年01月10日 11:00
米国のスクールバス通学システムが生まれた背景には、人種問題があるのでは?
Busという単語は、「(強制的に?)バス通学させる」という動詞でも用いられているはずです。
かつては黒人と白人の子供は学校が別々で、「Separate but equal(分離すれども平等)」という建前がありました。これが、1950年代に連邦最高裁で否定されてから、バス通学が急速に普及したのではないかと思うのですが。
いつか、そのあたりの事情をリポートしていただけるよう期待しています。
Busという単語は、「(強制的に?)バス通学させる」という動詞でも用いられているはずです。
かつては黒人と白人の子供は学校が別々で、「Separate but equal(分離すれども平等)」という建前がありました。これが、1950年代に連邦最高裁で否定されてから、バス通学が急速に普及したのではないかと思うのですが。
いつか、そのあたりの事情をリポートしていただけるよう期待しています。
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