2006年02月02日

サッカーシーズン始まる

ブラジルから

 ブラジル・サッカーの本格的なシーズンが始まった。一月半ばから一部の州では「ブラジル選手権」と並んで同国サッカーを代表するイベントとなっている「州選手権」が始まっている。「州選手権」には、ブラジル二十六州とブラジリア直轄区から三百弱ものチームが参加、各州で優勝を競い合う。

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 知人のサッカー関係者によると、ブラジルには公式に登録されていないものを含めると五百近くのプロチームが存在する。それだけに、全国区ともなると、セリエAどころかセリエBにはい上がるのも至難の業だ。

 それだけに、来年のクラス分けにも直結してくる州選手権と州選手権の覇者らが集うブラジル選手権は見ている方も面白い。基本的な技術がしっかりしている上に想像力が豊かで、特に攻撃陣が繰り出す多彩な技と判断の早さなどは、地方クラスの試合でさえ驚かされることがある。

 昨年のこと、地方へ出掛けた際にブラジル選手権(セリエC)の試合を見ることがあった。セリエCだということもあってそれほど期待をしていなかったが、それは見事に良い意味で裏切られた。

 試合は、往年のジーコ監督(フジタ時代)ばりのバイシクルシュートが飛び出すなど(十九歳の選手と聞いて再度驚いた)、技術や戦術は荒削りだが才能を感じさせる若手選手が多く、実に「わくわくさせる」内容だった。

 チーム関係者に地方リーグの事情を聞いたところ、才能ある選手らは、こうした地方リーグで実力を証明し、その後サンパウロやリオデジャネイロのチームへ移籍していくのだという。

 「僕の才能を買ってくれるのなら(日本でも)どこでも行くよ」。試合後の控え室で記者を見据えたハングリーさが漂う若手選手の目に「試合に見応えがあったわけだ」と納得した。

(A)

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