2006年02月07日

マスコミの宗教無知

フランスから

 イスラム教予言者ムハンマドが爆弾のターバンを巻いている漫画など、十二点の風刺漫画を、デンマークの日刊紙が掲載したのは昨年九月末だった。デンマーク以外では話題にもならなかった、この風刺漫画を、フランスの夕刊紙フランス・ソワールが最近、掲載したことで、全世界のイスラム教徒が怒りの声を上げた。同紙はやや左系の新聞だ。

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 イスラム教徒たちの国際的反発に火を付けたフランス・ソワール紙のオーナーは、皮肉にもエジプトの富豪。編集主幹は、即日更迭されたが、後任者も前任者の判断を支持し、表現の自由を訴えた。この動きにフランス内外のマスコミが反応を示し、次々と、漫画を掲載し、特に左翼系メディアは、フランス・ソワールを支持した。

 知り合いのイマーム(イスラム導師)は言った。「わざとあの漫画を載せるヨーロッパのマスコミを見ていると、ヨーロッパ人の本音が見える」と。さらに「表現の自由というが、ムハンマドを最も重要な人物と信じるイスラム教徒の心を傷つける権利が、マスコミにあるのか問いたい」とも言っている。

 フランスには約五百万人のイスラム教系移民が住んでいるが、そのほとんどは穏健派だ。彼らはイスラム教徒とテロリストがイメージ的に重なることに苦しみながら生活している。キリスト教文化圏のヨーロッパにイスラム文化が持ち込まれたことに戸惑いを感じるヨーロッパ人も多いが、そのヨーロッパ人も年々、教会から足が遠のいているのも事実だ。

 特に左翼系のマスコミにとっては、宗教はアヘンのような存在でしかない。ローマ・カトリックのバチカンに対しても、その報道姿勢から敬意は消えている。表現の自由を主張する左翼ジャーナリストたちの言動には、宗教を社会の隅に追いやりたい彼らの本音が見え隠れする。

(A)

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この記事へのコメント
イギリスは別なのでは?
宗教的憎悪禁止法案は通ったんですか?
…英語で何て言うかわからないので探せないのですがorz

Posted by itochan at 2006年02月07日 16:46
 なるほど、左派(共産主義系蚊め!が独断と偏見で指定)のマスコミは、国一国を大混乱に陥れても、宗教(的雰囲気)を排除したいんだ…。
 表現の自由などというけど、度を越えた自由は放縦しかないと思うんですが…。
Posted by 蚊め! at 2006年02月08日 09:06
itochanさん、蚊め!さん、コメントありがとうございます。イスラム教徒の反発は、すごい状況になっていますね。穏便に収まることを祈るばかりです。
Posted by 管理人N at 2006年02月08日 12:39
風刺画を再掲載したドイツのウェルト紙などが説明するように、「表現の自由は私たちの文化の中心に位置し、どんな聖なるものでも、批判、笑い、風刺の対象になる」との考え方が強調されている。←貴紙トピックから一部抜粋。
ドイツ、フランスのマスコミどもは、特に編集部は、一旦、宗教的考え方、寛容の精神を学ぶ必要がありそうだな。表現の自由には他の尊厳を冒さないというものが前提として入っていないのだろうか?
 それにイスラム教徒全体で組織的犯罪も犯してないのに、そこまで誹謗中傷する理由が分からない。オウム真理教(現アレフか…)なら分かるが…。
 イスラム教過激派といわれる輩は一部でしょ?アルカイーダとか…。
Posted by 蚊め! at 2006年02月15日 04:14