2006年02月09日

小学“ゼロ”年生?

米国から

 こちらに来て初めて知って驚いたのだが、記者の住むワシントン郊外のバージニア州では、日本の幼稚園の年長にあたる「キンダーガーデン」から十二年生(高三に相当)までの十三年間が「義務教育」となっている。公立学校であれば、その間の学費は無料だ。日本では、幼児教育の義務化に向け、政府が検討を始めているようだが、今回は息子の通っているキンダーガーデン(公立)をちょっとだけ紹介してみたい。

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 こちらのキンダーガーデンは、幼稚園年長組というよりも、小学“ゼロ”年生と言った方がピッタリかもしれない。

 まず、キンダーガーデンのクラスは、小学校の中にある。だから当然だが、キンダーガーデンに上がると、毎日、“小学校”に通うことになる。

 小学生と大きく異なる点といえば、クラスが午前中の三時間だけと短く、宿題や成績表がないことくらいか。学ぶ内容は、日本の幼稚園レベルと大差ないと思うが、小学校入学のための“助走”という位置付けが明確になっているようだ。

 小学校の校舎を“共有”していることは、いろいろな点でメリットがある。例えば、体育館やパソコン教室など小学校の施設をそのまま利用できる。

 特に、図書館のたくさんの蔵書を共有できるメリットは大きいと思う。幼稚園だけでは、付属する図書館の規模も限られてくるだろう。

 息子のクラスでは、毎週木曜日は「ライブラリーの日」。必ず、新しい本を一冊借りて帰ってくる。各自が好きな本を自由に選ぶので、息子のレベルでは到底読みこなせない“小学生向け”の本もよくある(自動的に親が読んで聞かせることになる)。

 幼いころから本に慣れ親しむ習慣が自然に身に付くよう配慮されたシステムには、非常に感心させられる。

(M)

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この記事へのコメント

1. Posted by ダニエル   2006年02月26日 12:44
日本でも、学校の統廃合が進んでいるが、横の統合よりも縦の統合、つまり、幼稚園を含めた小中高校の縦の組織・施設の統合の方が便利でリスクが少ないように思われます。

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