2006年02月21日

さまざまな国旗への思い

英国から

 またオリンピックの時期になった。テレビ中継を見ていると、各国の応援団が国旗を盛んに振ったり、優勝者が国旗を身体にまとって声援にこたえるシーンがよく映し出される。今回のトリノ冬季オリンピックで日本はまだメダルが取れず、国旗掲揚のシーンが見られないのは残念だが、英国もまだやっと銀メダル一つ。しかし、メディアが少し騒ぐ程度で、一般の英国民はあまり関心なさそうな雰囲気だ。

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 英国人の国に対する意識は洗練されていて、半面屈折もしている。日本のような建国記念の日、米国の独立記念日に当たるような特別な国家記念日はなく、必要だとも思っていない。先月、ブラウン財務相が「英国の日」の設置に言及した時には、識者からは「このままで幸せであり、『英国の日』は必要ない。実際、そっとしておいてほしい。毎日が英国の日だから」とか、「英国は、米国やフランス、ドイツなど、重たい国家意識を持ついかなる国でもないから多くの人々が(移民として)やって来たがるのだ」などの反論が出された。

 英国の特徴であるユーモア、寛容さ、民主主義などは日常生活に染み付いており、これらをたたえる特別記念日を持てばかえって英国らしさが失われると言う。なるほど、と思うが、英国人は少々冷め過ぎではとも思う。

 筆者にとって母国日本は当然ながら、今住んでいる英国、そして前に赴任していたエストニアの選手たちがテレビ画面に出てくると自然に応援したくなる。今回、人口百五十万ほどの小国エストニアは何とすでに金メダルを三個取っている。日本も英国もあまりぱっとしていないだけに、うれしい限りだ。部屋に飾っている青黒白三色のエストニア国旗を振って、少しはうっぷん晴らしをした。

(G)

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