2006年02月24日

広がる貧富の差

米国から

 一年ほど前、小欄に「妻の趣味は、スーパーやテークアウトの中華料理屋に置かれている売り家情報誌を持ってきて、家の価格を調べること」と書いた。当時、場所によって普通の民家が四十万ドルから五十万ドル。ちょっといい物件になると百万ドルほどだったのだが、最近はさらにひどい。変哲もない街の中古家屋でも六十万ドル、七十万ドルはざら。新築となると目が飛び出る価格だ。

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 これだけ非現実的な高額となると普通、買い控えが起こるはず。しかし、政府の発表によると、先月の新築件数は三十三年間で最多と言うし、日曜日となると、あちこちで「オープンハウス」の看板が乱立。見学者の車が結構止まっている。

 ある知人は、「そろそろ子供も大きくなってきたし、もう一部屋多い家に住みたい」と十年間住んで来た家を売りに出した。売った金額から残っているローン残金とその利子を差し引いて、新居購入の頭金にするというのが、こちらでは一般的な住宅買い替え法。この知人の話を聞いていると、いつまでもローンの返済が済まず、息が詰まりそうだ。

 しかし、ローンで首が回らなくても、家を買える米国人はまだ幸せかもしれない。現地紙のUSAトゥデー紙一月二十六日付によると、米国市民間の所得格差は拡大する一方と言う。一九七〇年当時、所得者上位のトップ1%の年収合計は下位33%の総所得額の十分の一とほぼ同額だったが、二〇〇四年では、上位1%の総所得と下位33%の総所得は同額との数字が出ている。

 また、銀行口座を持っていない米国人は、五千六百人。一九七五年当時と比べ、二〇〇三年の破産件数は四倍に膨れ上がっている。こうした状態に置かれた人々は、とてもではないが家を買う、買わないと言う次元ではないだろう。

(N)

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この記事へのコメント
日本でも差が広がりそう。住宅ローンの会社で働いてるけど、返済完了が定年を遥かに越えてる人とか見ると、いくらボーナス返済するとえども気が遠くなる。世界の事はよくわかんないけど、私も宝くじにでもあたらないと無理だなー…
Posted by みつき at 2006年02月24日 10:59
http://jump.sagasu.in/goto/bloog-ranking/で紹介されていたので、見に来ました。またきますネ。(^^)
Posted by RIN at 2006年02月24日 11:05
 どーしてなんでしょうかね?アメリカって自由の国なのに…、それはデジタルデバイドのせい?
Posted by 蚊め! at 2006年02月25日 12:21