2006年03月02日

キリスト教会の英語教室

米国から 

米国では、国際交流や布教活動の一環で、外国人のために英語教室を開いているキリスト教会が多い。教えるスタッフはみなボランティアで、プロの教師ではない。それでも、わずかな教材費を払うだけで、受講できるという手軽さもあって、さまざまな国の外国人が集まってくる。

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 家内がそこに通っている関係で、英語教室のスタッフらと親しくさせてもらっているのだが、彼らの熱心さには感心させられる。中には、通常の授業とは別に補習を開いたり、交通手段のない生徒を送り迎えする“熱血先生”も。ホームパーティーや日帰りバスツアーなど、英語教室以外にも多彩なイベントを催している。

 そこまで熱心なのは、キリスト教徒として「神の愛を伝えたい」という思いも影響しているのだろう。教室には宗教、宗派の異なる人も多く通ってきているが、彼らの善意には家内を含め、ほとんどの生徒が感銘を受けているようだ。

 一方、生徒たちの中には、複雑な事情を抱えている人もいる。

 抽選で米国の永住権を獲得したというエジプト人の青年は、フィアンセがエジプトにいる。だが、同時多発テロ以降、中東出身者へのビザ発給が厳しくなり、米国に彼女を連れて来ることができない現状に、心を痛めていた。

 また、あるイラン人の女性は、イスラム教からキリスト教に改宗したため、帰国できないのだという。イランには夫と三人の子供を残したまま。「子供たちとは毎日電話で話しているの」。家族写真を見せながら、そう語る姿は実に痛々しかった。

 普段はあまり接することのできない、さまざまな世代、職業、立場の外国人と交流の機会を持てることも、教会の英語教室ならではの良さだろう。

(H)

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この記事へのコメント

1. Posted by don   2006年03月02日 21:41
素晴らしいですね、米国の協会。

普段、お金と隣り合わせの世界で生きているので、
こういった話を聞くとはっとさせられます。

きっと、人種のるつぼというくらいなのだから本当にいろんな国の人
がいるんでしょうね。

そういった人々の話を聞くことによって価値観が変わったり、
世界が広がったりする、そういう感覚、大好きです。
2. Posted by 蚊め!   2006年03月03日 07:20
 教会の牧師さんや教徒が教えるというところがいいですよね。彼らはキリスト教の教えに基づいた英語指導をしてくるはずですから。無意識のうちにね。(意識しているかもしれないけど)
 教会以外の人たちに学ぶよりも、アメリカで最高級の道徳基準を持った(と私は思っている)英語や文化が学べるのではないでしょうか?
 それに、アメリカの主要な行事はほぼキリスト教が絡みますから。はっきり、しっかりした背景も学べるのではないでしょうか?
3. Posted by ららら   2006年03月07日 00:46
3 キリスト教からイスラム教への改宗は普通だけど
イスラム教からキリスト教への改宗とはめずらしい、イスラム教ではイスラム教徒自身の他宗教への改宗は教義上地獄行き決定で、実生活面においては殺されても文句のいえない立場になる、と明記されているのだが・・・。

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