2006年03月16日

バイオディーゼル登場

韓国にて

 豆、アブラナなどから搾った油をメタノールと反応させてつくる植物性燃料のバイオディーゼルが登場した。いよいよ今年の七月からガソリンスタンドで、バイオディーゼル5%と軽油を混合したBD5が供給されることになった。

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 バイオディーゼルの最も顕著な長所は、石油に代わる燃料として、軽油と性質が似ているため混合して使える点である。また、二酸化炭素の減少効果もあり、環境にやさしく、ディーゼル自動車のエンジンを変更する必要もない。

 さらには、豆やアブラナなど、原料植物の栽培で農業の活性化につながる。そして、バイオディーゼルは免税であるため、これを混ぜた混合軽油はリッター当たり七ウォンほど安い。

 しかし、バイオディーゼルの商品性にはまだ論争があり、大韓石油協会の分析によると、この混合軽油は既存の軽油に比べ、燃費が8%ほど落ちる。また寒さに弱く、冬に燃料が凍り付き、植物性のためエンジン部品の腐食という短所がある。メーカーとしても、バイオディーゼルの使用による故障は有償となる。

 このため、政府が二〇一一年までに石油、石炭、天然ガスなどの一次エネルギーの5%を代替エネルギーで供給する方針に執着し、可視的な成果を得るために石油代替原料事業を無理に推進しているという批判もある。果たして、七月から消費者はどのような反応を見せるだろうか。

(Won・ソウル在住)

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sekai_no_1 at 14:20│Comments(2)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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この記事へのコメント

1. Posted by BlogStation69   2006年03月16日 21:02
ブログ紹介サイトが出来ました。
もし、あなた様がよろしければ・・・
当サイト「BlogStation69」にてあなた様のブログをご紹介させていただけないでしょうか?
2. Posted by itochan   2006年03月23日 00:56
日本だと、エンジンだか配管を痛めるとか、質が悪い燃料とか言われて、制限されているみたいですね。
昔ブラジルやメキシコは多いと聞いた記憶がありますが、あそこは凍結とかは考えなくて良さそうですもんねぇ。寒冷地仕様として今後確立されれば、日本でも流行るのでしょうか?



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