2006年03月24日

子供向け「奇蹟の図書館」

韓国にて

 わが家の近くに最近、「富平奇蹟の図書館」が開館した。奇跡という命名もあってか大盛況で、土・日は列をなしているほどだ。奇蹟の図書館は、二〇〇四年に終了したMBCテレビの人気番組のコーナーにあったもので、読書離れを防ごうと、子供のころから本に親しむことのできる環境を提供する趣旨で建てられた。

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 富平奇蹟の図書館は、全国で九番目、首都圏では初めて建てられた。敷地面積三百九十三坪、地下一階、地上二階の建物で、事業費二十億ウォンをかけて昨年三月に起工、一年がかりで完成した。富平区が敷地、建物の建設を負担し、民間団体と企業・個人が図書の確保などを後援した。蔵書は一万八千冊余りである。

 中に入ってみると、一階には親が子供に本を読んで聴かせられる個別ルーム、ビデオやDVD、公演などが視聴できる視聴覚ルーム、パソコンを使ったデジタル資料コーナーなどがあった。二階には同好会活動ができる部屋などがあり、地域の文化施設としても対応できるようになっている。

 書架は子供の背の高さで本が取り出しやすく、床はすべてオンドル(床暖房)が完備されて暖かく、子供たちは床に座って楽な姿勢で本を読める。本が嫌いな子供でも中にいるだけで楽しく自然に本に親しめる奇跡が起きそうな雰囲気だ。うちの子供は本が大好きなので、奇蹟の図書館が近くにできて、とにかく喜んでいる。

(Netseoul・ソウル在住)

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sekai_no_1 at 11:45│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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