2006年04月03日
ソ連タイプの店
ロシアから
ロシアといえば、一昔前まで物不足だった。今は、物が有り余り、スーパーがあらゆる所にでき、熾烈(しれつ)な競争を繰り広げている。
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しかし、筆者の家の近所には、ソ連時代そのままの店が一軒だけ残っている。どういう話かというと、スーパーは広い敷地を必要とする。そのため住宅が密集している地域に巨大スーパーを建てることは難しいのだ。その店はアパートの一階にソ連時代からあり、名前も付いていない。客層は、最寄りのスーパーまで歩いて行くのがしんどい高齢者。もちろん、ニッチ(すき間産業)を狙ったわけではなく、たまたまそうなったのだが。
店に入ると、日本の平均的コンビニの倍くらいあり結構広い。しかし、日本と違うのは、品物がすべて四方の壁側に並んでいること。当然、真ん中の90%くらいは、何もない空間。そして、壁際にある商品も、店員さんに頼まなければ手に取ることができない。
スーパーと違い込み合うこともないので、日本のコンビニのようにレジを一つにすれば店員は二人で済みそう。しかし、四方の壁側にそれぞれレジがあるため、店員が八人いる。これは失業者がいない社会主義の名残か。
八人いればいつでも迅速な対応かというと、そうでもない。店員のおばさんたちも、お茶を飲んだり、たばこを吸わなければならない。当然休憩中はおしゃべりもしたい。そこで、二、三人一気にいなくなる。しかも、しばしば。
こんないいかげんな店だが、お客さんたちは文句一つ言わない。むしろ「ここに来ると昔を思い出すな〜」といった感じで、店員さんがたばこから帰ってくるのを待っている。ソ連式の店は、資本主義のスピードについていけないお年寄りの癒やしの空間なのだ。
(Y)
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店に入ると、日本の平均的コンビニの倍くらいあり結構広い。しかし、日本と違うのは、品物がすべて四方の壁側に並んでいること。当然、真ん中の90%くらいは、何もない空間。そして、壁際にある商品も、店員さんに頼まなければ手に取ることができない。
スーパーと違い込み合うこともないので、日本のコンビニのようにレジを一つにすれば店員は二人で済みそう。しかし、四方の壁側にそれぞれレジがあるため、店員が八人いる。これは失業者がいない社会主義の名残か。
八人いればいつでも迅速な対応かというと、そうでもない。店員のおばさんたちも、お茶を飲んだり、たばこを吸わなければならない。当然休憩中はおしゃべりもしたい。そこで、二、三人一気にいなくなる。しかも、しばしば。
こんないいかげんな店だが、お客さんたちは文句一つ言わない。むしろ「ここに来ると昔を思い出すな〜」といった感じで、店員さんがたばこから帰ってくるのを待っている。ソ連式の店は、資本主義のスピードについていけないお年寄りの癒やしの空間なのだ。
(Y)
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この記事へのコメント
1. Posted by N 2006年05月10日 14:53
凄く納得しました。 私も旅行のトランジットでモスクワ空港に四時間ほどいたのですが、印象は「氷のように冷たい国。」だったからです。物を買ってもくすりとも笑わない。お礼を言っても無表情。場所を尋ねたら怒る。などなど もちろんロシア全ての人がそうでないとは思いますが、名残なら仕方ない。その国が歩んで来た歴史なのならば・・・
2. Posted by N 2006年05月10日 14:54
凄く納得しました。 私も旅行のトランジットでモスクワ空港に四時間ほどいたのですが、印象は「氷のように冷たい国。」だったからです。物を買ってもくすりとも笑わない。お礼を言っても無表情。場所を尋ねたら怒る。などなど もちろんロシア全ての人がそうでないとは思いますが、名残なら仕方ない。その国が歩んで来た歴史なのならば・・・
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