2006年04月04日

折り紙でボランティア

英国から

 先日、知人の紹介で筆者の妻が自宅近くの早期痴呆(ちほう)症デイケアー・センターを訪問した。この私立のセンターには六十五歳未満(公立施設には六十五歳以上でないと入れないため)の患者たち約二十人が通ってきている。患者たちは、アルツハイマー症などによって若くして痴呆症になった人たちで、脳障害のため一人ではまともに歩けなくなったり、会話が正常にできなくなったりしている。こういう人たちに折り紙を教えに行ったのだ。

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 「日本のペーパー・クラフトに興味ありますか」と妻が尋ねると、十人ほどが関心を示した。鶴をはじめ鳥や動物の作品を見せると、一枚の紙から立体的な形ができるのが不思議なようで、みんなびっくりした。「作って見せて!」と請われたので模範演技をした。「一緒に折りましょう」と呼び掛けると、躊躇(ちゅうちょ)していたが、二、三人が「私も作ってみたい」と言って挑戦。画家だったという六十歳ぐらいの女性が「白鳥を折りたい」と提案し、皆で白鳥を折った。

 ついで別の四十歳ぐらいの患者が「家を建てよう!」と言いだし、各自好きな色紙で家を折った。三、四種類ほど折って、患者たちは「自分が作ったんだ」と自慢の作品を介護スタッフなどに見せて喜んでいたという。

 英国では日本の折り紙がはやっており、人気がある。妻は、折り紙は手先を使って脳を刺激する効果があり、特に痴呆症患者のリハビリのためには有効だと確信し、今後も折り紙紹介のボランティアを続けるつもりだ。

(G)

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sekai_no_1 at 08:46│Comments(0)TrackBack(1)ヨーロッパ 

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1. 折り紙は国境を越えて  [ 【プチ社会貢献レポーターブログ】あったかいこと ]   2006年05月27日 09:21
私、なんとなーくレシートや紙の切れ端などでツルを折ったり、紙飛行機や兜を折ったり、 時間潰しでやっていたりすることがありります。みなさんは、そういうことはないですか? 大人になると、少し遠ざかってしまうのかもしれませんが、 小さい頃なら誰でも一度は経験があ...

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