2006年04月06日
「3月の熱狂」とWBC
米国から
「おいおい、一体どうなっているんだ」。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝戦の日の夜。テレビのスイッチを入れ、試合中継を行うチャンネルに回したのだが、一向に放送が始まる気配がない。野球ファンとして、この歴史的な試合を一瞬たりとも見逃してはなるまいと思っていただけに、予想外の事態に正直焦りまくった。
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「おいおい、一体どうなっているんだ」。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝戦の日の夜。テレビのスイッチを入れ、試合中継を行うチャンネルに回したのだが、一向に放送が始まる気配がない。野球ファンとして、この歴史的な試合を一瞬たりとも見逃してはなるまいと思っていただけに、予想外の事態に正直焦りまくった。
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原因は、直前に生放送していた大学バスケットボールの試合が二度の延長戦となり、放送時間が食い込んでしまったのだ。結局、WBCの中継が始まったのは、予定より四十分遅れ。開会セレモニーや日本の先制点のシーンは見ることができなかった。
「野球の世界一決定戦より、たかが大学生のバスケの試合を優先するなんて」というのが、日本人である記者の率直な本音。だが、米国では三月は大学バスケのシーズンであり、「たかが」ではなく「別格」の存在なのだ。
全米大学競技協会(NCAA)のバスケットボール・トーナメントは、日本でいえば甲子園の高校野球に当たる、アマチュアスポーツ界最大のイベントの一つだそうだ。毎年この時期は全米が大興奮することから、「マーチ・マッドネス」(三月の熱狂)と呼ばれる。
このため、WBCは大学バスケの陰に隠れて存在感が薄く、メディアの扱いも小さかった。このことが、米国代表選手のモチベーションを下げ、二次リーグ敗退につながったと思えてならない。
二〇〇九年のWBCも三月に行う予定だとか。よっぽどPRをしっかりやらないと、次回も「三月の熱狂」に埋没することは避けられない。WBCの言い出しっぺは米国。「世界一決定戦」にふさわしく、もうちょっと盛り上げてもらわないと。
(J)
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「野球の世界一決定戦より、たかが大学生のバスケの試合を優先するなんて」というのが、日本人である記者の率直な本音。だが、米国では三月は大学バスケのシーズンであり、「たかが」ではなく「別格」の存在なのだ。
全米大学競技協会(NCAA)のバスケットボール・トーナメントは、日本でいえば甲子園の高校野球に当たる、アマチュアスポーツ界最大のイベントの一つだそうだ。毎年この時期は全米が大興奮することから、「マーチ・マッドネス」(三月の熱狂)と呼ばれる。
このため、WBCは大学バスケの陰に隠れて存在感が薄く、メディアの扱いも小さかった。このことが、米国代表選手のモチベーションを下げ、二次リーグ敗退につながったと思えてならない。
二〇〇九年のWBCも三月に行う予定だとか。よっぽどPRをしっかりやらないと、次回も「三月の熱狂」に埋没することは避けられない。WBCの言い出しっぺは米国。「世界一決定戦」にふさわしく、もうちょっと盛り上げてもらわないと。
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