2006年04月11日

無料の大学

フランスから

 フランスでは、学費は大学まで無料を建前としている。国立大学に通えば、教科書代は別にしても、授業料はない。驚くことに留学生にも、それは適用されている。そのため、アフリカの旧植民地を中心に、留学生が押し寄せている。政府は、その留学生の選抜を厳しくする政策を最近、打ち出し、無制限な受け入れを阻止する構えだ。

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 学費が無料でも、実家から遠くの大学に通えば、アパート代や食費など生活費が別に掛かるわけだが、親の収入が少なければ、返済不用の奨学金が支給される。住んでいるアパートの管理人アンドレさんは、三人の男の子を大学にやったという。「結局、われわれ親は、一ユーロも払わずに子供たちは大学を出られました」と言っている。

 無論、国は莫大(ばくだい)な予算を教育に投じることになり、それは税金にも跳ね返ってくるわけだが、家庭の経済力で教育格差を生むことは避けるべきというのが、背景の理念となっている。逆に言えば、昨年暮れ、暴動を起こしたアラブ系・アフリカ系移民二世の若者たちは、無料の教育からもドロップアウトした青年たちということになる。

 友人の子供は、大学入学資格試験(バカロレア)合格後、親元を離れ、気候のいい南仏エクサン・プロヴァンスの大学に入学した。それとバカロレアさえ合格していれば、何年かたった後に、大学に入学することもできる。だが、入るは易(やす)し、出るは難しで、通常、最初の一年で半数が脱落する。友人の子は結局、卒業まで六年かかったが、多くの同級生が大学を去ったという。

 いずれにしても、親は教育費が重荷で、子供を生まないということは、フランスではあり得ない。むしろ、問題なのは、教育が無料なために、教育に無関心になる親が多いことだ。無料も善しあしということか。

(A)

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sekai_no_1 at 08:59│Comments(3)TrackBack(1)ヨーロッパ 

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1. 世界おもしろニュース:無料の大学  [ ふかくかんがえない:blog ]   2006年04月19日 21:21
無料な事が良い事か悪いことかは別として、 太っ腹だね、フランス政府 と言いたい。

この記事へのコメント

1. Posted by mizugiku   2006年04月11日 19:13
おもしろいですね。
私もフランスにいこうかな
2. Posted by 無   2009年01月27日 01:48
出典資料が明記されていないので、情報源として価値がない。自分でフランスに行って調べたわけでもないくせに、なぜソースを隠すのか。
3. Posted by 名無し   2009年01月27日 02:00
ソースを隠すのは、情報源のサイトに読者を取られたくないから。たまたま検索でヒットしてこのページに来た読者を、ソースを隠すことによって、囲い込もうという、ケツの穴の小さいやつのサイトだよ、これは。
二度とアクセスしたくないね。

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