2006年04月14日

歩道ならぬ火道

タイから

 歩くのは嫌いではない。世界最悪渋滞都市の汚名を着せられて久しいバンコクで、渋滞に巻き込まれて、車の中でただじっとしているより、歩いた方がよほど健康にもいい。

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 だが極暑季に入ったバンコクで日中、ブラブラ散歩しようものなら、それこそ十五分でフラフラになろうというものだ。それでも早朝とか夕刻、歩こうと思えばバンコクでも歩ける時間帯がある。

 ただ、タイ人は長時間の歩行というのをまずしない。車がなくてもバイクタクシーかバスを使う。バンコク市内で、てくてく歩いている姿を見るのは、欧米人かバックパッカーぐらいだ。

 だからでもないのだろうが、バンコクの歩道は至って歩きにくい。まるで歩くための道路として意識されていないような継子(ままこ)扱いだ。まず、歩道が狭い。それに追い打ちを掛けるような障害物もある。人間が歩くべき歩道の真ん中に電信柱や電話ボックスが置かれていたりするからだ。トンロー通りには歩道を占拠する格好で二畳程度の小さな派出所があるが、派出所の真ん中を電柱がくし刺しになっているというものさえある。

 まず、バンコク広しといえども百メートル真っすぐに歩ける歩道は珍しいだろう。一番の障害物は屋台。プラスチック製のいすに簡単なテーブル、それに日よけ用のパラソルといった三点セットが道路からはみ出している。だから歩行者は、車道側に回りこんで、これを迂回(うかい)するしかない。さらに屋台の多くが、プロパンガスを道路に置き調理している。歩道は青い火が連なる火道でもある。

 そして、街中が工事現場のようなバンコクでは、しょっちゅう歩道も掘り返される。しかもなんら標識らしいものもないまま、突然、深さ一メートル近い穴があったりする。夜間、何も知らずに歩くと穴が棺おけになりかねないリスキーな穴だ。

(T)

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sekai_no_1 at 08:56│Comments(1)TrackBack(0)アジア 

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この記事へのコメント

1. Posted by 蚊め!   2006年04月14日 23:02
 写真つきコラムならもっと面白かったのに…。

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