2006年04月20日

ホットな不法移民問題

米国から

 現在、米国の内政関連で一番ホットな話題といえば、不法移民問題だ。新聞・テレビで連日取り上げられ、盛んに議論されている。

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 先週も、不法移民への罰則強化に抗議するデモが全米各地で行われ、参加者は「われわれは米国人だ」「人種差別法案はやめろ」などと書かれたプラカードを掲げて行進した。

 合計で百万人集まったとされるデモ参加者の中に、どれくらい不法移民が含まれていたか分からないが、メディアの取材に堂々と応じていた不法移民もいた。法を犯して滞在しているのだから、捕まるのを恐れて地下に潜伏している――といったイメージは全くない。それどころか、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」と開き直っている、というのが率直な感想だ。

 三月末にロサンゼルスで行われた五十万人規模のデモでは、メキシコ国旗があふれ返り、一部で相当ひんしゅくを買った。これを反省し、今回のデモでは星条旗を掲げて「愛国心」をアピールしたが、それでも、中には「米国はわれわれの土地を奪った」などと主張する参加者がいる始末。

 不法移民は、基本的には“赦(ゆる)し”を請う立場であり、もう少し謙虚にならなければ、寛容な米国人も心を閉ざすのではないかと思う。

 ワシントン周辺でも、普段生活をしていると、中南米出身者をよく見掛ける。ファストフード店の従業員や建設作業員、ハイウエーの清掃員などは、たいていそうだ。「不法移民は、米国人がやりたくない仕事に携わっている」(ブッシュ大統領)と言われるが、実際、彼らが米社会を底辺から支えているのは確かだろう。

 米議会は現在、“理想と現実”のはざまで難しい選択を迫られているが、国の将来を左右するだけに、すぐには結論が出そうにない。

(M)

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この記事へのコメント

1. Posted by 蚊め!   2006年04月20日 09:05
 彼らの力は侮れないですね。NY州でもニューバーグやミドルタウンなどに巨大コミュニティがあります。
 また、私がよくお世話になるDeliという店がNY州中にあるのですが、それは主として彼らが経営しています。
 また、NY州では、絶えることなくあちらこちらで巨大なモールやプラザが建設・拡充されていますが、スパニッシュは、大事なお客様です。
 巨大なおもちゃ売り場やベビー用品店の中にいるお客様は、ほとんどがスパニッシュと黒人さんですね。生産もさることながら、労働者階級の消費のかなりの部分を担っているのではないでしょうか。たくさん子供授かっているようだし。
 
 だからといってあんまり傲慢な態度を取っていると、どうなるか…たしかに筆者の言うとおりだと思います。
 
 それに比べて日本人コミュニティはなんと貧弱か…。6万人居たってね…。
2. Posted by あ   2006年04月21日 14:44
世界日報は本当にレベルが低いですね。
たとえばアフリカはじめ、アメリカ、オーストラリアでネイティブに土地を返す運動が盛んなのは知っているわけですよね。
不法移民が悪いって、じゃあ勝手に国境を確定した欧米はどれだけ悪いんですか。
もっと歴史を調べてから書きなさいよ。
結局あなたは先進国原理主義なんですよ。
世界の価値観の多様性を認めずに世界なんて語る資格はない。
出直せ。
3. Posted by hornbill   2006年04月25日 17:42
わたしは世界日報が気に入っています。
考え方も偏っておらず優れていると思います。

偏った考え方をする読者がいることは避けられないので、
批判は批判として受け止めるとしても、
それに流されることなく、今まで通り常識にそった記事を望みます。
4. Posted by 蚊め!   2006年04月28日 01:09
 まず、不法移民が悪いというのは、法を犯しているわけだから、当然の話である。(悪法でも法は法)

 あ氏がいう欧米の国境線作成は、また別の問題だと思う。少なくともあのトピックからは想像できない問題である。関連付けにくい。
 
 あ氏が国境線のことについてよく調べていることは氏の文章から理解できたが、ほとんど大多数の日本人は、あのブログからは想像できないと思う。
 
 
5. Posted by らぱん   2006年05月02日 13:17
蚊め氏に同意です。法を犯しているのだから犯罪であるのは間違いない。

更にあ氏の国境問題についても、仮にテキサスあたりがメキシコ領土であったとしてもそれを彼らは経済的に生かしきれるのだろうか?

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