2006年05月11日

拉致問題に見る人権観

米国から

 「米国の皆さんとお会いするたびに、真剣にとらえてくださるという気持ちが伝わってきて、話す前から涙があふれてくるんです。これが何なのか、といつも思います」

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 先月末、訪米した北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさんの母、早紀江さん(70)の話を、記者会見などでうかがう機会が何度かあった。米議会の公聴会で娘の救出を涙ぐみながら訴える姿も感動的だったが、個人的に一番印象に残ったのは、ワシントン市内での講演で語ったこの一言だ。

 これまで数多くの日本の政治家や政府高官に拉致問題の解決を訴えてきた早紀江さんだが、米国の要人との面会は「心の通じ方」が全く異なるのだという。もちろん、日本から来た客を米国側が丁重にもてなしたという側面もあるだろうが、それを差し引いても、早紀江さんが「涙があふれてくる」というほどの違いは一体どこにあるのだろうか。

 田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さん(67)は、こんなことを言っていた。「面会した米政府の方々は、もし自分の子、孫が同じ立場だったらどうだろうかという気持ちで対応してくれる。人権に対する意識がすごく、うらやましかった」

 飯塚さんが言うように、「自分の子供がめぐみちゃんだったら……」という思いを、早い段階から日本政府や国民が共有できていたら、拉致問題は違う展開を見せていたに違いない。だが、被害者家族が当初、外務省高官から投げ付けられた言葉は「九人、十人のことで日朝関係がおかしくなっていいのか」というものだった。

 「日米は自由と民主主義という価値を共有する」といわれる。表面的にはその通りだが、人権に対する考え方ではまだまだ大きな差があることを痛感する。

(J)

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この記事へのコメント
日本の政治屋共は、とかく票か金に繋がらない事には関与しません。拉致被害者救出がこれ程に遅れているのも、この現状をデブ将軍に見抜かれている為でしょうな。
Posted by 武 at 2007年03月04日 16:59