2006年05月12日

ガス欠ポリス

タイから

 石油輸入国のタイでは、原油高騰でバスの運賃はここ二年で二倍以上に高くなっている。とはいってもノン・エアコン・バスで三バーツ (約十円)から七バーツ (約二十二円)に変わっただけで、日本人からするとそれでも十分安すぎるが、タイの庶民にしてみれば懐が痛むことに変わりはない。

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 ところで原油高騰はボディーブローのように、じわりと国家の屋台骨まで揺り動かし始めている。タイ警察が、高くなったガソリン代が賄いきれなくなったとして、業務活動を三割削減すると発表した。

 タイ警察庁スポークスマンによると、「裁判所に車で行く予算も賄いきれなくなっている」ため、逮捕状発行も減らさざるを得ない状況だという。

 だが、あえて警察がオーバーアクション気味に内部事情を暴露したのは、裏があると事情通は読んでいる。

 というのもここ数年、政府が強権を発動し汚職制圧に動きだしていることで、タイ警察の金庫に眠る“余剰金”が目減りしているらしいからだ。この状況を公には言えないけれど、“惨状”打開のためガソリン代高騰にかこつけて、汚職制圧のたがを緩めるか、悪くても予算の上乗せを図ったものだというのだ。

 ケニアの首都ナイロビで泥棒に入られた邦人が警察に電話すると、「署まで車で迎えに来たら警察官を派遣する」と言われたそうだが、そこまで警察の機能が落ち込んではいないタイの事情からすると、あながちうがち過ぎた見解ということでもなさそうだ。

 バンコク在住の邦人はシートベルト未着用など交通違反が警察官に見つかると、決まって見逃し料として要求されるのは千バーツ (約三千円)だ。こうした警察官の“バイト”が少なくなってきた現状は喜ぶべきことだが、多発する強盗や泥棒にごっそり持っていかれて、そのつけを払わされたのではたまったものではない。

(T)

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この記事へのコメント
一種のストなのかな。
警察の能力低下なんて嫌ですねぇ。
もちろん警察の横暴も嫌ですが。
Posted by itochan at 2006年05月12日 17:29
友人の話では、アメリカでは、警官がめちゃめちゃまじめなのは、(つまりスピード違反、シートベルト違反など見逃さないこと)は、何でも一件あたりいくらという報奨金が付いているらしい…。
 警官にインタビューしたわけではないので、都市伝説かもしれないけど。

 しかしその割には、こっちは警察の数が多い。州警察、高速警察、村警察、町警察、郡警察…。一個の町にはフツー、3台くらいしかパトカーがないんだが…。しかもそれぞれが独立しているらしい。鉄道警察はないらしい。所轄組織が兼任しているようだ。
Posted by 蚊め! at 2006年05月15日 20:46