2006年06月01日

外科手術に走る医者

米国から

 妻が乳がんにかかっていることが分かり、ここ一カ月はその対処に忙殺された。左の乳房の下にしこりがあるということで検査を受け、がんであることが判明したのだが、妻は野菜の食事を中心にしており、しかも五人の子供を全部母乳で育てている経歴から見て、多くの人が不思議がったものだ。

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 主治医はすぐに切除手術が必要として外科の専門医に回す手配をしたのだが、その専門医は部分的にがん患部を切り取り、毎日六週間の放射線治療と抗がん剤を服用すれば治ると言った。しかし妻はがんがどの程度進行しているのか、ほかに転移する可能性はないのかなどについて知りたかったのだが、この専門医は外科医でそうしたことの専門医ではないという。そこでそれが分かる別の医者を紹介された。

 この間、妻はいろんな乳がん患者の話を聞き、抗がん剤の副作用や切除しないで乳がんを治したケースなどの情報を得た。情報源は東洋医学や食事療法に基づいた考えを実践している人々からで、確かに切らずに治した人々も多いという。妻も食事療法、東洋医学的療法をしばらく試みて、再度検査を受けるという方針に決めた。

 そしていろんな人の話を聞いているうちに、妻の乳がんが食事などから来たものではなく、数カ月前に自動車事故でシートベルトで胸と乳房を締め付けられ、その部分が壊疽(えそ)状態になり、そこからがんが生じたのではないかと指摘する人が出てきた。

 専門分野に分かれ過ぎた西洋医学の医者ではこうしたことを突き止めることができなかった。また彼らは手術を何件行ったかで、実績と報酬が得られるということで、手術を無理やり勧めるケースも多いという。妻のがんを通じて、東洋と西洋医学を総合的に究めた医者の必要性を痛感した。

(M)

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この記事へのコメント

1. Posted by maho   2006年06月02日 23:57
西洋と東洋の医学を総合的に究めた医者、とても必要だと思います。
具合が悪い時に、いろんな医師の方の意見を聞くために方々を周ったり、
自分で調べたりするのは本当に不安とストレスを感じます。
患者に一番大切なのは、単純に体が良くなることであり、その大きい目標に向かって、生活と治療を含め、総合的にアドバイスとサポートをする科が、病院にあるとうれしいです!

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