2006年06月27日

W杯独特の友好ムード

ドイツから

 サッカーW杯はいよいよ決勝トーナメントに入り、好カードばかり。ますます目が離せなくなった。W杯のモットーは、「世界の友人をつくるとき」。ドイツは試合会場以外でもフレンドリーでオープンな国をアピールする努力を怠っていない。

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 試合開催都市には、無数のボランティアがスタジアム案内や電車の乗車券購買の手伝い、観光ガイドを買って出てくれる。ボランティアは学生から壮年者まで幅広く、皆が笑顔で出迎えてくれる。

 ただ、少し市街地を離れるとボランティアは一人もいないし、英語も通じない。
 マインツからオーストラリア戦が行われたカイザースラウテルンまで列車で旅した時の出来事。予定されていた列車が運行していなかった。その説明は一切なし。乗換駅の構内のアナウンスはドイツ語だけ。

 列車の放送でもW杯の試合経過を伝えてくれるが、ドイツ語だけ。ドイツ人だけから反響があり、外国人は「今、何て言ったの」ときょろきょろしている。

 また、記者が宿泊したニュルンベルクとドルトムントのホテルは郊外にあった。ホテル最寄りの駅は無人駅。そこには、ボランティアはいないし、地元の住民に聞いても分からない。

 ドルトムントのホテルを経営する中年の夫妻はドイツ語しか通じなかった。宿泊客のほとんどは日本人で、いくら英語で説明しても相手にうまく伝わらない始末。そこで、ドイツ語が話せる記者が何度も引っ張り出され、通訳することになった。

 だが、見た目は冷たい印象があるドイツ人が笑顔を振りまき、他人同士が擦れ違いざまに「ハロー」「グーテンターク」などとあいさつを交わしている姿は、W杯ならではのこと。この雰囲気はW杯が終わっても続いていてほしいと願う。

(T)

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sekai_no_1 at 08:47│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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