2006年06月30日

巨大地震への不安

フィリピンから

 フィリピンでは巨大地震への関心が高まりつつある。スマトラ沖地震やジャワ島地震などがアジア地域で相次いで発生する中、フィリピンではここ十年以上も大きな地震が起こっていないからだ。

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 比火山地震研究所によれば、フィリピンでは過去に約五年に一回の割合で大きな地震があったという。このところ携帯電話のメールで大地震が首都圏を襲うという怪情報が流れるなど庶民の間でも不安が広がっているようだ。

 政府は大地震に備え避難訓練を行うなど国民に防災対策を呼び掛けている。先日も全国の公立学校で大規模な避難訓練が行われたが、多くの学校で避難場所が不足している現状が露呈した。

 宗教的な理由などにより、なかなか進まない人口抑制の影響を最も受けているのが全国の公立学校で、一クラスの生徒数は五十人以上に上り、それでも教室が足りずにほとんどの学校が二部制で授業を行っている。

 避難訓練ではあまりに多い生徒に比べ通路や階段が狭いことから、教師から訓練中の将棋倒しを懸念する声も出たほど。また政府が行った調査では、一部の老朽化した校舎の倒壊なども心配されている。

 一方、フィリピン各地では火山活動が活発化しており大地震への懸念を加速させている。

 ルソン島南部のブルサン火山では小噴火を繰り返し危険な状況が続いているが、迅速な避難が実行され噴火による直接の死傷者はまだ出ていない。やはり、一九九一年に発生した二十世紀最大と言われるピナトゥボ火山の噴火を経験した国なだけに教訓がよく生かされいる。

 しかし、いつ来るか分からず具体的な危機が見えにくい地震の場合、なかなか備えが進まないのはどこの国でも同じようだ。

(F)

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