2006年07月28日

日本語表示の88ペソショップ

フィリピンから

 最近フィリピンでは「百円ショップ」ならぬ「八十八ペ  ソショップ」をあちこちで見掛けるようになった。なんのことはない、日本の百円ショップの商品をそのまま、こちらで売っているのだ。

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 なぜ中途半端に「八十八ペソ」なのか店員に聞いても分からなかったが、もしかしたら経営者が中国系で縁起を担いでいるのかもしれない。

 八十八ペソはおよそ二百円だから百円ショップを知ってる者にとってはちょっと割高に感じる。それでも日本のホームセンターのように整然とした店内には、南国に似つかわしくない土鍋まで売っている充実ぶりで、こちらに住んでいる日本人には好評のようだ。

 こちらの生活感覚だと百ペソが千円で千ペソが一万円といった感じで、ファストフードのハンバーガーセットが五十ペソくらいだから、八十八ペソは決して安い買い物ではない。それでも休日ともなると小金持ち風の客でにぎわっている。

 こちらでも中国製の似たような安い製品が幅を利かせているが、日本向けの商品の品質はやはりいい。日本の倍の値段であっても売れているのがそれを裏付けている。

 問題なのは日本向けの商品をそのまま売っているがゆえに表示までもが日本語なところか。店員に商品説明を求める客も多く見掛けた。そこで店員に日本語が読めるのかと聞いたところ、やはり答えは「ノー」だったが、基本的な商品知識は心得ているそうだ。

 フィリピンでは明らかに中国製の電化製品なのに意味不明の日本語が書かれていたりするほど、日本語表示は高品質を表すステータスシンボルとなっている。八十八ペソショップで日本語の製品をそのまま売っているのも、もしかしたらそういう狙いなのかもしれない。

(F)

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sekai_no_1 at 13:43│Comments(1)TrackBack(0)アジア 

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この記事へのコメント

1. Posted by 蚊め!   2006年07月28日 19:59
 日本の100円ショップは同値段では世界一の品質とサービスを誇っているのではないでしょうか?
 私は、アメリカ北東部にいましたが、アメリカにダラーショップなるものがあります。
 しかし、仮に売っているものが一緒だったとしても、耐久性、使いやすさなどが日本が断然上です。大半は日本ほどの品揃えは期待できませんね。
 敢えて言えば、Yonkersのダラーショップがなんとか、贔屓目に見て、使える…という感じでしょうか。

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