2006年08月21日

働く理由

ロシアから

 モスクワ市民の若い世代は、自分の幸せを中心に仕事を選ぶことが多い。

★ 続きを読む前に、ご協力お願いします! ⇒ 人気blogランキングへ


 スベータさん(24)は、元英語教師。塾で1日1時間教えるだけで、月10万円稼いでいた。モスクワではまあまあの給料である。

 ところが彼女は、「私には暇な時間があり過ぎる」と嘆き、忙しい転職先を神に祈った。

 今スベータさんは、旅行代理店で1日12時間働き、給料は月10万円。二カ月仕事をして嫌気が差し、また転職すると語っている。

 ビクトルさん(40)は数学者で国立大学に勤務している。給料は安く月3万円。自宅だからいいが、エンゲル係数は90%に達している。

 奥さんは、「あなたは賢いのだから、もっと稼げる仕事を見つけてください」と100万回頼んだ。しかし、ビクトルさんは、「おれはこの仕事が好きだから」と譲らない。奥さんはあきれて、大富豪と再婚した。

 アリョーシャさん(35)は、外資系の大手広告代理店に勤めていた。給料は月30万円。収入も悪くないし、勤務先の名前がかっこいい。ところが、ロシアの広告代理店から40万円の給料を提示されると、2秒で転職を決めた。

 ニーナさん(35)は、大手旅行代理店の副社長で、将来は社長になれる可能性もあった。ところが、30代半ばになって子供が欲しくなり、あっさり会社を辞め主婦になった。

 ロシア人は日本人と比べると、周囲に合わせて自分を抑えることがない。そのため、欲望に忠実で目的意識が明確である。彼らの「自分探しの旅」は社会の制約がない分速く進む。

 しかし、幸福は出世と物質の中にはない。物欲を卒業したモスクワっ子新世代は、日本人に会うと尋ねる。「禅と武士道の精神を教えてくれませんか?」と。

(Y)

★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ

sekai_no_1 at 10:35│Comments(4)TrackBack(0)ロシア 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by PUPUPU   2006年08月22日 02:23
禅と武士道かあ。
こたえられそうにない・・・
勉強しとこ
2. Posted by itochan   2006年08月22日 23:33
裏を返して、その抜けた穴を補える厚みがあるんでしょうか?
3. Posted by mayu   2006年08月24日 19:21
忙しすぎる日本、周りに左右されすぎる日本って、自分探しがしずらい国かもしれません。社会の抑制がなさすぎも困りますが、もっとのんびりと暮らしたいものです。

イタリアなどへ渡り、のんびりくらしている日本人の方々結構多いらしいですね。旅に訪れる日本人をターゲットに、独自のステイプランをつくり、ビジネスにしている日本の方いるそうです。賢い・・・・・・。
4. Posted by ああ無情   2006年09月07日 10:35
ふーむ、それで、フィールズ賞を辞退する天才数学者がいても当たり前なんですかね・・・。
そんな生き方で、野垂れ死にすることはないんでしょうか。日本なら、野垂れ死にで、「死して屍拾うものなし」という気がします。

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

電子ブック
シベリア鉄道見聞録 ウラジオストクからモスクワまで、「ロシア号」6泊7日同乗ルポ! ほか電子ブック多数!
メルマガ

このブログは、メルマガ「ワールド・ニューズ・メール」と連携しています!


QRコード
QRコード
最新コメント
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ