2006年08月24日

観光相もいる観光立国

エジプトにて

 古代文明発祥の地、エジプトは現在、名実共に観光立国だが、力の入れようも大変なもので、観光大臣を置いているほどだ。イスラエルから返還されたシナイ半島沿岸沿いのサンゴ礁と熱帯魚が美しいビーチ群のリゾート開発(中心はシャルムエルシェイク)は大規模で有名だ。地中海沿岸の都市アレクサンドリアには古代のロマンをよみがえらせた新アレクサンドリア図書館を、世界中から莫大な支援を受けて建設し、観光の目玉化に成功した。

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 アレクサンドリア以西の海岸線の開発は、十数年以上前から行われ、十年ほど前にその中心地ともいうべき「マリーナ」が完成している。マルサマトルーフから東へ約二百キロ地点のアラメインに建設されたのだが、ここは、ナポレオンがフランス軍を率いて上陸した歴史的港町でもあり、今回足を運んでみて、その広大さに驚かされた。

 昔はただの砂漠でしかなかった所に、一大オアシスを建設したようなもので、高波を遮る人工の島を建設、穏やかな海面を持つ内海を整備して、白砂を敷き詰めてビーチに変身させている。

 住民は数えるほどしかおらず、ほとんどが俳優や女優、政財界の金持ち、オイルで潤うアラブ諸国の金持ちたちが、別荘を構えて、優雅に夏を過ごしている。地元のエジプト人には高価すぎて手が出ない、ジェットスキーなどのマリンスポーツも盛んだ。

(S・カイロ在住)

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この記事へのコメント

1. Posted by かもめ   2006年08月27日 00:25
エジプトはすごい格差社会なのでしょうね。マリーナのような場所を観光の目玉にする計画はないのでしょうか?静かなビーチもいいですが、資源の有効利用を考えると、夏(や休暇)だけの町、というのは、もったいないような・・・。

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