2006年08月31日

日米学校教育比較

米国から

 ある米大学教授(米国人)が日本滞在中に経験した、日本の学校教育の「素晴らしさ」を少し紹介したい。

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 教授一家は数年前、関西地方で一年間を過ごした。その間、二人の息子さんは公立小学校に通ったのだが、教授が最初に驚いたのは「(向精神薬)リタリンを飲んでいる生徒が一人もいない」ことだった。その時初めて知ったのだが、「リタリン」は、米国では「子を持つ親なら知らない者はいない」(教授)ほど一般的。調べてみると、子供の落ち着きのなさや集中力欠如などに効果があり、米国では「注意欠陥多動性障害」と診断された子供の約九割が処方されているとのデータもある。

 ところで、教授が学校の様子を注意深く観察してみると、「日本の先生は、授業の合間の短い休み時間ごとに、子供たちを外で走り回らせていた。教室に戻って席についた子供たちは、さっと集中できていた」。そこに日本でリタリンが不要な“秘密”を見いだした教授は、「これこそ賢明で健全な社会だ」と称賛していた。

 教授がもう一つ高く評価していたのが、日本の先生の「常にプロ精神にあふれる姿勢」だ。最初は日本語が全く分からなかった息子さんたちの性格や、ほかの生徒たちとの関係などを完璧(かんぺき)に把握し、熱心にサポートしてくれたという。一方、息子さんたちは帰国後、日米の先生の行動のギャップに驚愕(きょうがく)することになる。

 彼らは、全米トップレベルの公立学校地区にある小学校に通い始めたのだが、先生の中には教室でコーヒーを飲み、ドーナツを食べながら、あからさまに彼氏とのデートの話をする人もいた。日本ではちょっと考えられない話だ。

 最近いい評判は聞こえてこない日本の学校教育。一人の外国人の目を通してその良い部分を気付かされ、少しだけホッとした。

(M)

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