2006年09月04日

エディンバラで聴いたブルックナー

英国から

 ロンドンのアルバートホールでは毎年夏の期間「プロムス」(BBC主催のクラシック音楽会)が開かれている。いろいろな新旧の作品が演奏されて面白いのだが、ドイツ系の作曲家たち(バッハ、ワーグナー、ブルックナーなど)の作品が好きな筆者にとっては物足りない感じを受ける。オーケストラからは重厚さ、深遠さ、壮大さなどがあまり響いてこないためだ。

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 軽快な行進曲、ウィット、穏やかな自然描写などが特徴の英国のクラシック音楽環境では無理もないと諦(あきら)めていたが、今回スコットランドのエディンバラで聞いたブルックナーは一味違っていた。オーケストラはロンドンのフィルハーモニアだったが、指揮者はブルックナー指揮者として定評があるヘルベルト・ブロムシュテット。遠大な交響曲八番が持つ迫力と力動感を十分に堪能することができた。

 同じ英国内と言っても、なだらかなフィールドが続くイングランドとは異なり、起伏の多いスコットランドに入ると荒涼とした山々や岩壁、湖などがあり、自然の偉大さを味わうことができる。スコットランド文化は硬質で男性的で大陸的だ。ブルックナーの音楽が含み持つヨーロッパ・アルプスの垂直感はそうした風土の中でこそ生き生きと感じられる。

 当日の演奏会場には地元のスコットランド人のほかに、ドイツ、ノルウェーなどからの観光客の姿も見られ、北欧系の人々が多かった。スコットランドはイングランドとは異なる国のようだ。

(G)

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sekai_no_1 at 10:10│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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