2006年09月30日

偵察機を売らない訳

韓国から

 米国は偵察機をなぜ売ろうとしないのか――。最近、韓国でこんな疑問が関心を集めている。無人偵察機グローバル・ホーク。高度二万メートル上空からレーダーと赤外線探知機で、地上のバスケットボール大のものまで識別できる。韓国は、七月に北朝鮮がミサイルを発射した時、何の兆候もつかめず大恥をかいた。韓半島有事の際、自国中心に作戦を展開しようという戦時作戦統制権の韓国移譲を前に、焦眉(しょうび)の急は情報収集能力のレベルアップ。偵察機購入を急ぐ背景には、こんな事情がある。

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 しかし、米国はなかなか首を縦に振らない。技術流出を恐れ、販売相手国を制限しているというのが表向きの理由だ。だが、実は「特別な場合」には販売を承認できる枠組みもある。日本や豪州への販売には「イエス」と言いながら韓国には難色を示すのは、「今の韓国と米国との関係が引っ掛かっている」からなのか、「韓国軍の戦力が北朝鮮迎撃水準を超え北東アジアに広がるのを米国が望んでいない」ためなのか。“特例”にも数えられない訳をめぐり憶測が飛び交っている。

 北朝鮮としてみれば「売ってくれるな」と言いたいところだろう。昨年、レーダー電波に映らない米国のステルス戦闘機十五機が韓国に配備された直後、北朝鮮は復帰を拒み続けていた六カ国協議に参加すると言ってきた。ステルスの轟音(ごうおん)が金正日総書記の頭の上で突如鳴り響いた、という話がソウルで出回った。米軍の怖さを北朝鮮はよく知っている。

 仮にグローバル・ホークを「売った」としても一機四千五百万ドル(約五億三千万円)。ハイテク武器の集中配置にも追われ、来年度予算の国防費案は10%増額。「自主国防」路線を走り始めた韓国にとって、その代価は安くない。

(U)

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sekai_no_1 at 07:26│Comments(4)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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この記事へのコメント

1. Posted by 蚊め!   2006年10月02日 21:30
 私が国防を担当するなら、今の韓国の国力ならそんな高価(5億3000万円)なものは買わないな…。某国のようにオンボロ(デビューから30年以上経ってた)F4に偵察カメラ付けたくらいで十分。
 で、マジで運用するなら最低3機は必要だし…。予備部品のセットも含めると20億くらい偵察関連に新規予算が必要になる。
2. Posted by YT   2006年10月03日 07:42
5.3億だったら、大安売りです。一桁間違い(53億)でしょう。
3. Posted by 蚊め!   2006年10月03日 15:17
 あれ?1ドル=120円で計算すると、1機、540億円?
グローバルホーク。F−15Jより高い!(F−15は確か120億円だったような)どう見ても費用対効果に合わない…。

 そういや自主国防するなら、陸軍(50万人)も倍(最低でも1.5倍)にしないといけないしね。大変だねえ…。そんなお金 どこにあるのかしら。
4. Posted by itochan   2006年10月03日 20:00
http://www.google.com/search?q=45000000%E3%83%89%E3%83%AB%E3%82%92%E5%86%86%E3%81%AB

53億円ですね。
現在旧ソ連製の武器のコピーがあちこちで生産されているっていう話は、ライセンスによる生産委託だったのかな?
アメリカの言う「技術流出」っていうのは多少別の話になりそう。

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