2006年10月05日

ユニークな「会議室」名

ドイツにて

 私の勤めている会社には会議室が五つある。一番よく利用されるのが、玄関に近く、全社員が入れる大きな会議室だ。オーバーヘッドプロジェクターとスクリーンが備えられ、プレゼンテーションにも使われる。この部屋は、間仕切りを入れて、二つの部屋に分けられ、前方の会議室の名前を「戦略」、後方を「想像力」という。

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 大きな窓のある「創造力」の会議室には、中央に円形のテーブルが置いてある。ソファと低いテーブルがあり、東洋的な雰囲気を持つ会議室は「直感」と言い、一番小さく、少人数が利用する会議室の名前は「発想」だ。

 最初、それらの会議室には名前がなく不便だったので、社長が全社員から名前を公募。その結果、経理の女性が提案した名前が選ばれた。会社では、上司と部下との関係は堅苦しいものではなく、大半の社員が社長をファーストネームで呼ぶような間柄だ。

 名前を公募することも画期的だが、決まった名前がユニークだったので、当時はみんなから称賛された。ところが数年たった現在、この名前はあまり使われていない。名前自体が覚えにくい上、どの会議室がどこにあるのか分からない社員が多いのだ。
 実際には、一階の一番大きな会議室とか、二階の大きな窓のある部屋とか、社長室の隣の会議室とか呼んでいる。今となっては、私の提案がどうして受け入れられなかったのかと悔やまれる。その私の提案とは、第一会議室、第二会議室、というものだったのだが……。

(カズ・独ノイス在住)

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sekai_no_1 at 13:12│Comments(3)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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この記事へのコメント

1. Posted by 蚊め!   2006年10月06日 09:53
 結婚式場ならネーミングを付ける意義があるでしょうが、会議室には、そういうニーズがなかったのでしょうね。
 実務的な場所だし…。
2. Posted by karu   2006年10月16日 17:40
第1会議室、第2会議室・・・。う〜ん・・・。わかりやすいんですが、ロマンが・・・。欧米では概して文学的な(?)名前をつけるようですね。問題は、会議室と名前が結びつかなかったことで、扉に「創造力」や「直感」をイメージしたマークでもつけて置けばよかったのに・・・。もちろんそのマークは会社内でコンテストをして、優秀な者に与えることで、創造へのモチベーションを高める効果もあったのでは・・・。
3. Posted by 蚊め!   2006年10月17日 11:42
 無理にでも浸透させたいなら、「戦略」の会議室は、たとえば、経営戦略とかそういう系統の会議しか許可しないようにするとか。
 もちろんその目的に徹するように、香り、絵画なども工夫する。
そうすればパブロフの犬効果で、そのうち、「あ、『戦略』で今回のことを討議しよう」とかなるかも。

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