2006年10月07日

職人気質

米国から

 最近、知人からニューヨークでも行列ができる本格的なラーメン屋があると聞いた。何でも、日本人だけではなく、味にうるさいニューヨーカーも足しげく通っているそうだ。「店は狭くて、エアコンが利かない」「でも、味は極め付き」など、いろいろと想像力をかき立てるうわさが入ってくるが、まだ所在地を確かめるところまでいっていない。

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 統計を取るまでもなく、日本を代表する庶民の味の一つとしてラーメンを挙げない人は少ないだろう。ニューヨークでも「ラーメン屋」ののれんを掲げる店は数あまたとある。しかし国際食と化した寿司(すし)と違い、ラーメンはまだまだ、在留邦人のものではないか。「ニューヨーカーにも評判のラーメン屋」と聞くと、記者などはかえって「おいしくないんじゃないか」と思ってしまう。

 さて、米国を代表する庶民の味とは何か。多民族国家故に、一つにまとめにくいものではあるが、街のレストランで必ず見掛けるのが、ピザ屋とテークアウトの中華料理屋、そしてファストフード・チェーン。

 その中でもファストフードはさておき、こだわりを持つ職人がいる店はなかなか繁盛している。記者がよく行くピザ屋もそのうちの一つ。昼食時になると、人だかりができて、なかなか注文できない。いつも、時間帯を外すことにしているのだが、この店の主人、ちょっと迷っていると、「あんたの好きなトッピングはキノコと玉ネギのスライスだろう」などと声を掛ける。どうやら、客一人一人の顔と好みを覚えているらしい。

 こうした店がザガットなど著名なレストラン・ガイドに名を連ねることはまずない。しかし、庶民の台所として、人々の舌を楽しませ、日々の仕事を支えているのだと考えると、一つの文化と言えるだろう。

(N)

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この記事へのコメント

1. Posted by 蚊め!   2006年10月09日 01:15
場所を教えてくだされば…お気に入りのピザやさん。
 ミッドハドソンに現在住んでいるので…。何か機会があれば、行ってみたいな。

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